村上春樹って日本人なら99%知ってると思うけど
あんま好きじゃないんだよね。

初めて読んだのが『蛍・納屋を焼く・その他の短編』で
なんつーか どこが面白いの? って聞かれたら
どこも面白くないよ? って答えるくらい。

でもねー、村上で言えば龍の方が好きなんだけど
『限りなく透明に近いブルー』だけで終わってたら
村上龍も嫌いだったと思うんだよね。自分。

だからこないだ『ノルウェイの森』今更ながら買ったんだけどね
本棚よく見たらあった、この本。
むかーし実家からパクったまま忘れてたよ。

ノルウェイは2冊だからとりあえずこれを読もうっ

なんて思ってはみたけど…

うががー つまんねー

なんつーか構成ひどくね?

中盤当りに書きたかった事が終わっちゃってるんだろうね。
終盤はなんか余事象の継ぎ足しみたいな感じ。
散らして余韻ばら撒こうかみたいな、なんだかな感受けるんだけど。

それでメインの中盤の所なんだけど
それがかなりの小説で根底に漂うってるのは分かるんだけど
そこはそれを修飾するだけじゃなくて
多少は加えて話にしていく部分じゃないの?ってのは思う。

めっちゃ観念的な感想だけどこの本自体がそんな感じだしね?

足りなくて足りなくて足りなくて
必要な部分だけを残してるんだと言われればそうなのかもしれないけど

これだけのページを使って一篇の詩を表してるような。

ああ、それが価値観に一致してるのなら全肯定できたんだろうけどね。

要するにお話として自分には面白くなかったって事ですよ。

ノルウェイ読む気が遠ざかっちった。

P.S. これ連作の一部分だからそんな感じなの? ひょっとして。

P.S.2 今日をもって7年目に突入しました。むこうは仕事。
「緑豊かなニュータウンを騒然とさせた九歳の少女の殺人事件。犯人として補導されたのは、<ぼく>の十三歳の弟だった!」

なんて後ろの粗筋に書いてあったら気になるじゃんね?
それに魅かれて石田衣良の『うつくしい子ども』読みました。

ああ、あのテレビでやってた(俺は1話も見てないけど)
『池袋ウエストゲートパーク』って原作あったんだ。

『4TEEN』も名前は聞いたことあったけど。
いや、直木賞だしね。

さて、かなり絶望的なテーマにも関わらず
どんな話なんだろうと思いきや

そこはあまり中心でもないような感じでした。

こういう事件への報道批判も入ってるけど
この本ではその立場の人間が自己嫌悪してるように書かれてます。
若干理想論?

そういや昔自分の娘が犠牲になった人インタビュー受けてましたね。
それが使命とか言って。

おれはそういうの嫌いですけどそこまで覚悟できてるならなんら批判はしませんよ。ただ、そのときに限ってやたらマスコミに同情論増えてたのウケた。

結局取材される側の立場なんつーのは理解してなかったんだろうね。
今でもしてないと思うけど。

話自体はその絶望的な立場を延々と書いてもしょうがないわけで
ある程度触れたら何故弟はそんな事をしたのかというふうに転換を迎えるんだけど

正直最後は金田一(マンガのね)かと思った。
面白かったけど、ちょっとありえないなーって感じ。

エンターテイメントとしてはバランスは取れてるみたいな感じでした。

百鬼夜行 ―陰

2006年10月5日 読書
最近本を読んでるって話をにわかなんだけどなぁと思いながら
ちょっとした知り合いにしてみれば
その人も京極夏彦にハマってるなんて言ってて
あ、俺も京極夏彦ちょっと興味あったんですよなんて
ちょっと社交辞令してみたら
じゃあ貸しますよなんてありがたいお言葉が。

ってこれ…分厚っ

どうせ読むなら姑獲鳥の夏からが良かったなのに…なんて思ってたけど

これ外伝のような物だから大丈夫ですよって先読みされました。

読んだんですが…

まぁ好きなジャンルでは無かったです。
ホラーつか怪談って駄目なんだよね。いや怖いとかじゃなくて。
超能力とかは根本は意志だからさ、許容できるんだよ。
でもお化けって浮いてるんだよね。
ようするに自分は「ループ」の方が
「リング」「らせん」よりもずっと好きな人間ってことですよ。
「リング」がそこそこ面白いと思えたのも解除条件が有ったからで
貞子とかどうでも良かったって話ですよ。

〜だろうか? 〜だろうか? みたいに
状況や感情を特定しない場面が多いような気がしたけど
ホラーだからってのも少しはあるのかな? 嫌いじゃないけど多すぎな気が。

年代はかなり昔になってますが個々の場面が中心になってるので
違和感は感じないというかそもそも考証できるほど知識ないですが。
でも登場人物の哲学問答?みたいな部分が随分現代的だなって感じはしました。
文体は淡々としているけどしっかりしてるという感じですね。

そしてその問答部分と妖怪が齎すオチとの関連がよくわからない話が多かった気が。
妖怪はそもそも妖怪として存在してるわけじゃないってのはあると思いますけどね。
でもそれが意思に繋がってるってよりはこじつけっぽい感じがしたかも。

もともと怪談ってのはつまり驚かすための物って言えるわけで
突き詰めても話し終わった後で蝋燭を吹き消すためのものでしかないわけですよ。
面白いと思えるものではなかったわけです。俺にとっては。

俺の趣味だと妖怪と戦うほうが面白いんですわ。言うならば鬼太郎。
随分対象年齢低いけどお似合いでしょうねって事で。

銀齢の果て

2006年10月4日 読書
これ気になってたんだよね。
前に新聞の広告で老人版バトロワみたいなこと書いててさ
…タイトル忘れてたんだけど

「バトロワ 老人」で検索したらすぐわかったよ。

銀齢の果て/筒井康隆

って筒井康隆かよ!

日本以外全部沈没のCMみたいなのもこないだ行ったカラオケで
曲の合間に流れててそれで知ったんだけど…なかなかパクパクですな。

自分にとって筒井康隆はビミョーなんですけどね。

みんながそれを読むだろう時期に自分も
時をかける少女と七瀬ふたたびは読んだんですけどね。

いや、けっこう良かったと思うよ。もうあんま覚えてないけど。

でもね、かなり昔だけど虚航船団読んだんだけどさ

ココココココココココココココココココココココココココココココココココココココココココココココ

ココココココココココココココココココココココココココココココココココココココココココココココ

無理だった。レビューでは絶賛してる人もいるんだけどね。
途中でやめちゃった。

さて俺はこれに何を期待して読んだのか自分でもわからんけど

内容を一言で言うならアンチバトロワ。

殺人ショーなんて別に面白い事はないんだぜ!って感じ。

もう淡々、タンターンとね。
気持ちは分からんでもないんだけどね…
お話はお話でいいじゃん…

誰かがレビューで実際は死は苦しいものでそれが出てるみたいな事書いてたけど
そんなこともなくタンターンって感じが自分はしたかな。

なんか場面転換で行開けしてないのが新技法らしいけど
まったくメリット感じなかったかな。
すぐ気づくは気づくけど開けた方が3倍くらいはましかと思いました。

この本で面白い所と言えば筒井康隆っぽいといえばその通りなんだけど
ブッラクユーモアなんだろうね。でもちょっとパンチ不足な気が。

結論としては繰り返しだけどバトロワとは全然別物だって事です。
読もうと思った理由はどこぞの「キラークイーン」のレビューで
似てたって書いたあったから、それだけです。

最後のほうがちょっとそんな感じもしないでもないけど
似てるっていうほどでは無いなって感じでした。

内容はバトルロワイヤル風味も確かにあるんですが
それよりはサバイバルみたいな感じの方が強かったかな。
半分くらいまで読んでもいわゆる戦闘なかったし。

勝利条件か生存条件とかもはっきりしてないので漠然とした感じがあるかも
この人元はホラー小説の人みたいなんで
その辺は漠然とした不安感を与えたかったのかもしれないけどね…。

キラークイーンではあっさりパクっちゃってたけど
やっぱ首輪と禁止区域って設定はなかなかだったよね。

端末の使い方はこれよりキラークイーンの方が上手いって感じでした。
ていうか端末の必然性があまりない…
まぁ後発の方がいいって必然だろうけど。

頑張ってリアリティをだそうとはしてる。

食人鬼(グ−ル)にしろとっぴな設定ではなくて
なるべく納得できるものを使おうとしてる感はあったし

サバイバルでの細かな描写がそんな感じもする。

しかしゲームブックとか意味わかんないだよね。
これ実際するゲームブックへのオマージュ?

主催者側が用意したものならそれに合うって設定はまだしも
グール(まぁこれも主催者用意ともいえるけどさ)の行動までゲームブック通りとか
おかしーべ?

つーかあと最後がビミョーすぎなんだよね。

バリバリラッキーパンチ炸裂みたいな終わり方だし。

いや、まぁそれは通過点か。

その先の終わりにしろ…これじゃあんま余韻のこんねーって。
最後に出てくるゲームブックの「言葉にならない思いが、あなたの胸をしめつける」ってどうなのよ。
読者の感情まで書いちゃっても意味ねーじゃんね、劇中劇だとはいえさ。

なんつーか確かにけっこう面白かったんだけど
まんべんなく全体的に消化不良。

うーん。
「突然ですが!! さて、はじまりました! 街角(脳内)ファッションチェック!!
実況はわたくし水上たゆむでお送りします!
今日は解説としてゲストにジャングル尊氏(グル)さんにお越しいただいてます!」

『どもー。都会のオアシス、淫靡な密林ことジャングル・グルでぇーーす
親しみと蔑みをこめて「ぐるぐる」って呼んでねぇ!!』

「さて、さっそく一人目ですがちょうどあそこにいる人でいってみしょうか!」

『あ、これはひどいなぁ』

「えーっと名前はなとささん、いちおう彼女はいるそうです」

『え、マジ?』

「あーこのメモによるとそうらしいですよ、ツクリかもしれないですけどねー」

『女と接してるヤツってのはもっとまともな格好してるもんなんだよ。まず髪型だけど…ワックスもジェルも付けてないまさに100%の無造作ヘアー、これはしびれまくりだな』

「ですねぇ。自然乾燥の賜物なんでしょうか? 寝たからではなさそうな寝癖みたいな感じがまたまた。あ、髭もそってないみたいですね」

『そうだなぁ…長さから見れば昨日は剃ったのだろうけど、毎日髭くらいそれって感じだよな。まぁそれは置いといて服いくか』

「と言いましても…どこからいきましょうか」

『上はレノマのラガーシャツ? 黒字に白のラインか。ラインが細いからまぁマシなんだろうけど素直にTシャツでも着てろって感じだよな』

「そうですねー。下もボブソンの黒のジーンズ。真っ黒ですねー。今日び、暗殺者だってもっとましな格好してますよね」

『そうそう、つーかオタクだってもっとキチンと自己主張した格好してるんじゃねーの? ニートもびっくりだーっつーの。え、なんかワラビーもどきみたいな靴も黒じゃん』

「靴はノーブランドみたいですね、あ、本人によれば1500円だそうです」

『ブランド…? まぁいいか。ていうか何、近頃じゃ1500円で靴なんて売ってるの? おいおい、これはカルチャーショックだな』

「ですねー、私も靴って最低5ケタだと思ってましたよ。身だしなみは足元からなんて言いますしね」

『あーもうこいつ解説するだけ無駄だよ。つーかよくこんなんで街歩けるな。ほら、次だ次』

「わかりました、じゃぁ次いっちゃいますね」

「えーっと2人目はA子さん。なとささんが電車でたまたま見かけた子だそうです」

『お、この髪いいね』

「え、そうですか? 私にはよく分からないんですが」

『まず、セミロンじゃねーかセミロン。セミロンは高得点って昔から決まってるんだよ! それに髪の色を良く見ろ』

「うーん、黒? わずかに茶色? なんかちょっとぱっとしないようにしか見えませんが」

『おーい、お前ホントよく見ろよ。あれは一度ブリーチしたやつ黒く戻してるんだよ』

「ああ、なるほど。だったら綺麗にもどってないだけ減点なんじゃないですか?」

『うわ、おまえホントわかってねーよ。真っ黒だったらわからねーだろ』

「なにがですか?」

『あれはな、私ちゃんとおしゃれもしてたんですけどTPOを弁えて時にはちゃんと黒く戻しますって意思表示なんだよ。そろそろ受験シーズンだしな。超いいじゃん』

「えー、仰る事がよく分かんないんですけどグルさん、女の子には点数甘くないですか?」

『お前にはその良さがわかんないんだな。じゃぁもういいから服見ろよ』

「…制服ですね」

『そう、制服。セーラー服。つまり合格』

「え、えーと…指定だろうから本人にはどうもできないかもしれませんけど、ずいぶんと普通の制服じゃないですか?」

『あーお前またわかってねーよ! 派手で奇天烈、装飾過多な制服なんて現実には出てこねーんだよ。つーかもはや原点。一周回ってシンプルな制服が一番いいの!』

「へー、そういうもんなんですが。さすがグルさん、勉強になります」

『それにお前、セーラー服の場合靴下はセットだ。ちゃんと見たのか?』

「紺のハイソですね。女子高生ってみんなルーズソックスかと思ってました」

『…いつの話だよ。ルーズもまぁいいんだけど…暑いとな、ルーズソックスを脱がさないで、って言葉があったくらいだ。ていうかやっぱお前見方が甘いよ。ソックスってワンポイント、刺繍あるだろ? それもセットだ』

「あ、はいはい、…ウサギですね。ってプレイボーイじゃないですか」

『そう、プレイボーイ。ともすれば落ち着いて見えてしまう紺のハイソの齎す印象を裏切るギャップ! これは超高得点だよ! お前がいうルーズが流行った頃全員が全員バーバリーのセーター着てる中プレイボーイの着てる子とかマジ感動だったしーー!!』

「は、はぁ…」

『おいおい、ずいぶんやる気ねーな、おし、ちょっとこの子の顔アップで出してよ』

「え、それってもうファッションチェックじゃないじゃないですか」

『……』

「……」

『…そうだな、ファッションチェックに顔は関係ないな』

「…そうですね。ではこの辺でおひらきとなります。また来週〜」

『(ボソッ)もう来ねえよ』

はーい、本番終了です、おつかれさまでしたー。

『おい、そこのスタッフ! ふざけんなよ! ちゃんとモデ…』
タイトルに惹かれました。

…結論からいうと失敗。

なんかね、ストーリーとか面白そうに見えるんだけどね。

とりあえず初めは幼馴染やったんですよ。お約束のごとく。
やばい。いや、まじやばい。
女の子してるキャラは好きだよ?

でも怯えた子なんだけど。

しかも真性マゾ。

キャラが立ちすぎちゃストーリーも何もあったもんじゃないんだって。

ストーリーすら歪んだ付随物に見えてくる。

こっこれは無理だ…

いやしかしキャラ事にストーリーのアタリハズレがあるなんて当たり前!

次だ。次がんばるんだ…

そして生徒会長。

…途中で止めました。

いやもう俺は駄目だわこれ。
残りのキャラで超いいシナリオがあるってなら誰か教えてくれや。
あまりにも遠い道のり、そして先に何も無いかもしれない道のりは無理すぎた。

つーかもうゲーム飽きてきたよ。
真面目な話アタリってすごい少なくない?
そこそこだとしても掛かる時間を考えるとさぁ。
やっぱ本だよ。本。画面の前にいなくてもいいし。どこでも読めるし。
ノーパソ? ありえねー。
時間も金もコストパフォーマンスいいし。

かと言ってラノベもなんかもうよく分かんないし(うは、老けたか?w)
普通の本で読みたいとちらっと思ってたのけっこうあるから
それ見つけてきて読むことにしようかな。
本棚の読んでない本も読もうかと思ってたしね。

ってわけで次回予告! ん、次週予告かな。

しばらく普通の本のレビューにするわ。予定は未定だけど。

でわでわ。

P.S. あ、昔ときメモなら美樹原とか書いたけど思い返してみたらそれ嘘だった。あれだ、コレクター風にいうならレアだったから欲しかっただけだった。古式の方がいいじゃん。髪型は一番近いんだけどなぁ。前髪以外。
確か古式は会話速度が駄目だった気がするけど。
ていうかONLINEって凄まじい世界らしいねw

もちろん遙は神ですよ。
そういえばひぐらしの感想書いてませんでしたね。
そろそろひぐらしも鳴き終わる時期ですし書いとこうかな。
「ひぐらし」自体はまだまだメディアミックス路線突っ走り中みたいですが。
PS2版は選択肢有りになるし後半変わるらしいね。
だー 超気になるっちゅうの。

実は祭囃し編には裏エンドがあるんですよ。
一度クリアした後カケラをノーミスで紡いで行けば出現します。
それも終わらせたし(知ったのはつい最近なんだけど)それでは感想を。

伏線消化とストーリーの融和をどうするのだろうと
かなり気になってたんですがその点はすごかったです。

本編に入る前に先に伏線だけのカケラ紡ぎ。
おー、頭良くね? かなりびびりますた。

それでは伏線の無くなってしまった本編をどうするのかと言うと…

もう凄まじいくらいのエンタメ。
バッドエンド? なにそれ感炸裂。

結構面白かったですよ。
ありえないぐらいの勢いでハッピーエンドまっしぐらです。

今までの話とは全く別のものだと言えるくらい。
…別のものだと言えてしまうくらい。

振り返ってみればやっぱり6話のあのシーンが一番良かったです。
救いようの無い悲劇を連ねていくいく中でそれでも微笑んだまま殺された彼女。

まぁしょうがないんだけどさ。
このハッピーエンドでちょっとばかしその輝きが失せそうな気もしなくないんですわ。
あーはいはい。こんな事言うから俺は痛いの好きとか言われるんだよな。

結構ネットでは批判意見出てるみたいですね。
それは正解率1%という挑発的(?)なキャッチコピーが引き金って話もありますが

まぁ面白ければいいじゃないですか。
そりゃ設定はかなり無理があったよ。
大量虐殺なんて実行者も含め完璧に隠蔽するなんて不可能だし。
未知のウイルス出てるし。ていうかそもそも転生してるし。
最後になって神出るし。

ミステリとして読んでた人が怒るのは分かるんですけどね。

それでもミステリどうでもいい派の自分というのはあるんでしょうけどね
くどいけど6話は良かったんだーーーー。

結局、昨日に引き続いてですが楽しんだもの勝ちなんですよね。

でも…

あとがきで作者がそれについて自己弁護してるんですよね…
気持ちは分からなくも無いけどほっときゃいいのにさ。
別にわざわざ言わなくてもこの作品が面白いと思ったやつはみんなそう思ってるよ。
逆に通じない人間には火に油でしょ。

一つだけ言うと、エイリアンとウイルスって同じだと思うんだけどね。
最高の世界って何も起こらない世界…なんだろうかね。
(ちょい裏エンドでその辺が示唆されてるしね)
まぁ普段気付かない築かれた平和って堕落しててもその道のりを知ってれば尊いかもしれないけどさ。
そういやマブラブオルタのfinal episode『マブラヴ』はもろにそれ出してたなぁ。あー、古い話だとバイストン・ウェルとかね。
うーん…いや、だからね、自分本当は学園もの別に嫌いなわけじゃないんですよ。なんか嘘っぽいけど。
ひぐらしの部活の部分だってかなり楽しめましたよ。
(水鉄砲一騎打ちはかなり良かったと思うよん)

でもねー、羊のままじゃ生きていけないんですよねー…

P.S.
近況。こっちのが本来の意味では日記なんだろうけどね。
1.やっぱ絶望先生はランク…じゃないかクラスがぶち抜けて面白い。
2.2ヶ月か3ヶ月ぶりか忘れたけどデートした。
3.禁煙とっくに崩壊してて100%天然ミント(体に良さそう!w)つー触れ込みのラークスーパーメンソール吸ってみたら興味深い味がした。
煙草好きな人には「だったらフリスク食ってろ」って言われそうな味。
4.チャンピオンズオンアイスを偶々点けたTVで見たんですが高レベルの人ってのは素人でもいいなと思えるもんなんですね。
でも金メダルの演技ですら深夜枠に追いやられてるってのはびっくり。そりゃアメリカ行っちゃいますよね。
5.首相交代しましたが板ばさみっぷりが見ていて痛々しいです。
ぶっちゃけ誰がってのは、なってから判断っていうのが妥当だと思うので圧勝でもいいとは思います。
しかし政治とか治安とかはできて当然、できなきゃ減点っていうなかなか厳しめ評価の世界なので…参院戦無理でしょう。
勝手な予測で続きますがするとマスコミが世論の審議を仰ぐべきってキャンペーン張る→衆院解散って流れになりそうですね。
その後のグダグダを考えると政治的空白は短くて1年長くて3年くらいかと。
電撃的な回避方法は前原の自民党加入。…無理だね。
陽射しの中のリアル(完全版)
『家にやってきた他人は「母の友達の子供」。堂々と居座る少女に
嫌悪感を覚えた主人公は、「罰」と称して悪戯を始める。
それに気づきながら受け入れる少女。
会話もなく淡々と進められる行為は、とても真剣で、とても興味本位だった。
そしてある日…』

完全版もなにも普通の知らなかったんですけどね。

これ…書くかどうかは相当迷いましたよ。

これ同人ゲームなんですが中身95%エロなんですよ。
小説でいうなら多少そういうシーンがあるのををレビューするやつがいても
エロ本をレビューするやつはいないでしょ(…あまり、ね)。
残り5%がかなり良かったと思うから書いちゃうんですが。

心情とかっていちいち書いていくのってあまり良くないとは思うけど
だからといって触れないほうがいい、なんてことはないわけで。

俺がいいなぁと感じる文は
行動、会話、間とかから心情が浮き出てるような気がするもの。
多分方法論が同じ人にしか通じないから好き嫌いは分かれるんだろうけどね。

この作品は背徳感と好奇心と恋愛感情もどきが
そうとういい具合に混ざってます。
シーン主体っていうかほぼそれだけなのにもかかわらず
ちょっとした言葉のやりとりに複雑な心情が垣間見えるんです。

あー、メインの95%もなかなかですわ。
某エロゲソムリエに勧めてもいいくらいw

つーか作り込みがすごい。
一度作っときながら完全版として作り直しただけのことはありますね。
…むしろ途中で出すななんてツッコミはやめときましょうや。

同人ってやっぱ作りたい人が作るってだけあって気合入ってるの多いね。
単なる画集っていうのも腐るほどあるけど
商業主義に囚われてない鮮烈さっていうか。
(リスク回避で無理にシーン挿入してるところも結構あるんだろうけどさ)
こんな事書くとインディーズバンド追っかけてたのに
メジャーデビューした瞬間さよならのミーハー(死語)みたいでアレですが。

まぁウダウダ言おうが言うまいが楽しんだもの勝ちなんでしょうけどね。

あ、これで楽しんでるわけじゃないですから!!

何を言っても自爆だw 書かなきゃ良かったww
キラークイーン
http://mirror11.fuzzy2.com/2006/07/flat/25546174178/KQ_op.exe

以前「DIORAMA-ジオラマ-」を出したFLATの新作が出た
という事を知ってHPを覗いてみました。

ストーリー見ていきなり魅かれる自分。

Story(公式サイトより)

閉鎖された廃墟、閉じ込められた13人のプレーヤー
爆弾の仕込まれた首輪
トランプを模したPDA
72時間以内に与えられた条件をクリアしなければ首輪は爆発する
こんな非現実的な状況を簡単に受け入れてしまうのは、
目の前に転がったソレが、かつて人間だったモノだからなのだろう

A:クイーンのPDAの所有者を殺害する。手段は問わない

2:JOKERのPDAの破壊。
 またPDAの特殊条件で半径で1メートル以内ではJOKERの偽装機能は無効化されて初期化される

3:3名以上の殺害。首輪の爆発は含めない

4:他のプレイヤーの首輪を3つ取得する。手段を問わない。
 首を切り取っても良いし、条件を満たして外すのを待っても良い

5:館全体にある24個のチェックポイントを全て通過する。
 なお、このPDAにだけ地図に24のポイントが全て記載されている

6:JOKERの機能が5回以上使用されている。自分でやる必要は無い。近くで行われる必要も無い

7:開始から6時間目以降にプレイヤー全員との遭遇。死亡している場合は免除

8:自分のPDAの半径5メートル以内でPDAをキッチリ5つ破壊する。
 手段は問わない。6つ以上破壊した場合は首輪が爆発する

9:自分以外の全プレイヤーの死亡。手段は問わない

10:5個の首輪が爆発していて、更に5個目の爆発から2時間以上が経過している

J:ゲーム開始から24時間以上を行動を共にした人間が2日と23時間時点で生存している

Q:2日と23時間の生存

K:PDAを5枚以上取得する。手段は問わない

PDAは全部で13台存在する
首輪の解除条件はそれぞれ異なる
誰がどのPDAを持っているのかわからない、自分の条件は隠さなくてはならない
しかし、単独行動は不利、条件を明かして他のプレイヤーと共闘すべきだ
……いやまて、アイツは嘘をついているんじゃないのか?

「殺される前にコロスしかない」

疑心暗鬼、そしてなによりも死への恐怖が、プレイヤーたちの道徳と理性を蝕んでいく。

OP見てみたらすごい凝ってます。
ゲーム本編でムービーってウザいと思うけどOPは重要だよね。
このサークル曲がけっこういいし。(OP曲はジオラマの方が良かったけど)

そしてタイトル画面の音楽(CLERGY)でもうね、
あーこれたぶんアタリだ、みたいな感じなんですよ。
絵は…好み分かれそうですけど、うん。あと、声はかなり気合入ってました。

感想は…おもしろかったです。
でもなんかちょっと勿体ないかなぁ。
テンポが良くてSSが2本みたいな。
同人だから仕方無いのかもしれないけど…
追加シナリオの話も出てるらしいんですけど。

システム的な話をするとバックログはもっと文字を小さくして
一度に見れたほうがいいかな。

ネタバレ込みの感想を書くかどうか迷ったんだけど書いちゃいます。
プレイしようと思ってる人は読まない方がいいです。

(以下ネタバレ)
















郷田がこんな映画あったと言うように
この作品はバトロワの影響を強く受けているんじゃないかと思います。
というか俺ならバトロワをこう書くぜみたいな印象を受けました。

特に1話ではそんな感じがします。

バトロワでは秋也が「まとも」な理由がちょっと弱いかなとは思ってました。
典子を守るのだって慶時が好きだった女の子だからっていうのもね。
秋也に好意を寄せてる子ってのは多かったからさ。
前提条件として最後には1人しか残れないってのもありましたし。
(んーだから話としては面白くないけど俺は和彦&さくら好きですよ)

だから、総一がもともと生に執着していないからこそ
約束を守りたいからこそ「まとも」で居続けようとしてるってのは
よっぽどしっくりきました。

でも、その守られた子達がいうように
それは総一の自己満足でしかないんですよね。逃避でしかない。

彼にとっては自分ができる限りの事をしたなら
それで死んでも…守りきれなくてもハッピーエンドだったのでしょう。
憑かれているだけなんだ、と言ってもいいと思います。

だからこそ、咲実のQの破壊は良かったです。
いや、ありえねーっていう人の気持ちも分かるんですけど
それでも総一の目を死から生に、自分に向けさせたってのは
世界に愛しい人がいないのなら自分の命さえも無意味というのに重なる部分だし、そういう強い恋愛感情だってあっていいと思うんだよね。
ほら、現実と違うわけだしそういう懸命な恋愛いいじゃないですか。
お話では女の子してる女の子は大好きですよw

そして、選ぶ道は必然的に「システム」との対峙になるわけですが
これもバトロワだとそれを示しつつも設定上あまりそうはできなかった部分でしょう。

その点、これはそこに駆け引きを割いてハッピーエンドを目指していくので
すっきりしていたなって感じです。
最後に、もし間違った方の線を切っていたとしても
別に納得できたなっていうくらい。

シーンについては別に無くても良かったと思わないでもないかな。
でも、監視カメラが溢れる中で行為はありえないみたいっての見たけど
真剣に1/2で死ぬっていう状況なのだとすれば
そういうのを無視しても繋がりたい感情ってのはあるんじゃないかな。

自分が一番驚いたのは割と早い段階で咲実がJOKER出した事。
うわーこれはやくね? って思いましたよ。
ほんとテンポがいい(まぁ良くも悪くもかな)んだよね。
個々の感情の起伏が結構書かれているので
あまり置いてきぼりの気はしなかったけど。
振り返ってみればこれで良かったのかとも思う。
他にもいろいろできそうな気はするんだけどね。
このゲーム選択肢有った方が良かった気がするなあ。

2話も、たぶんだけど
これって光子を救う話を書きたかったんじゃないかな。

なんか優希は死ぬべきだった。あの終わりは納得できないなんて人もいるらしいね。
俺もキティはずっとどっか閉じ込めておけばってのはあるんだけどさ
まだやり直せる段階なのであればそれに対峙していくっていうのはありだよね。

憐憫ってやっぱ強い感情だしね。
総一が咲実に比べてすごい速度で優希に魅かれていくってのも
分かるんだよね。

でもその救いたいってテーマが強すぎて若干迷走してる感じがするかな。

首輪の機能破壊っていうのが一番の問題だろうね。
人が苦しむ様を見たいって言ってるけど
解除条件に依存しないなら9だろうがそこに意味はないんだよね。
ただ総一に確実に自分を殺させるためにってのもなぁ。

首輪の無い殺人犯の話もミステリ色を強めたかったのか、優希が犯人だっていうのがプレーヤーには総一より大分早く分かっちゃって印象のズレが生まれるから、せめてジャミングにしたかったのか分からないけど余分な気はするしね。

そもそも首輪が壊せるなら優希が自分を撃つシーンだって意味が薄れちゃうんだよね。断罪を求めていたのだとしても。銃での破壊は確率が低いみたいな描写があるんだけど電流ならほぼ確実ってことは結果的に示唆されちゃってるからさ、今からじゃ道具が集まらないじゃなくて集めとけよって話になっちゃうしね。

だから、作りこみが甘いという感はあるんだけど
良かったと思うよ。変に設定にしばられるよりは。

首輪の破壊がかなり難しいとしてどうなるかって色々考えてみたら
優希が総一の首輪を壊そうとするシーンって無理っぽいんだよね。
総一が優希の首輪を壊さざるを得ない展開はありそうだけど、
あのシーンによって優希が命の大切に気付くわけだから外すことはできないし。

よく整合性うんぬん言ってますが…許容範囲かな。
そもそもテーマとの兼ね合いでかなり大変だからね。
ギリギリでまとめたんではないかなと思います。

追加シナリオで麗佳編っての人気高いみたいですが
そろそろ厳しいんじゃないかなって思います。
つーか多少パラレルで良かったと思うんだよね。
1話と2話でPDAが同じってことで優希の9が透けやすかったってのもあるし。

だから、自分も追加シナリオ希望ではあるんだけど
麗佳編ってわけじゃなくて

・かりんみたいに外の世界に大事な人がいる主人公
(連れてこられたのは無理やり)が「3」を引く話

・一度参加して生き残ったが「後悔」を残してしまったために
再度参加する主人公が全員の生存を目指す話(でも引いたのは「9」とか)

・かなり個人戦チックでJOKERもバンバン使いまくる駆け引きしまくりの話

そんなのを希望かな。

続編…出たらいいなぁ。やっぱマジ勿体無いよ、コレ。

P.S. あ、上の希望だとシーン入らなそうじゃんね。
んー… 大丈夫だ! ひぐらしが先陣を切り開いた! なんて言っといてみる。
つーか希望言った所で届かないよねw

はにはに

2006年9月25日 ゲーム
(ネタバレ込み)

一定周期変更の法則に基づいてしばらくゲームレビューにしようかな。

ええ、18禁ゲームですがなにか?

「月は東に日は西に」やりました。

PS2版だと新キャラ2人+追加エンドあるらしいのですが
もちろんパソコン版ですよ。

なにせウチの貰いもんテレビは84年製、ビデオ端子ありませんから!

映画とかレンタルするにしても
ノーパソでDVDは見れるんだけどVHSは無理という
文明人なのか未開人なのか分からないような生活を送ってます。

食わず嫌いなら直したほうがいいのかなって感じで
学園ものをやってみたわけですが…

「なおくん、起きなくていいの?」

缶チューハイ噴いた。

「じゃあ、わたしのことも『ほなみん』って呼んでいいよ」

こんどは麦茶噴いた。

こっ これはっ

「分かってないなぁ、名前ってのは呪文の一種なんだよ。名字で呼ぶと魔法が発動して、あたしと耕太君の距離は友達未満にしかなりえない。わかる?」
(僕らはどこにも開かない)

イッツファンタジックぅぅぅぅ

いや、けっこう面白かったんだけどね。

一番感心したのはお約束のようにヒロイン出まくりなのに
怪しいオーラあんま無くて普通に友達っぽく接してたってこと。

ヒロイン全員が主人公と話すと表情差分で頬が赤くなるなんてことが
ほとんど無かったような気がします。

そうそう、それだよねー。リアでもさー。
でもリアの場合だと当事者の意思以外に周りの影響もあるしなー。
まぁそれはいっか。

だからゲーム上誰かを選ぶわけですが
シナリオ分岐が付き合うようになる前の過程から書かれているので
みんなが主人公に惚れててウザっみたいなのは無くてすみました。
(まぁそれが好きな人もいるんだろうけどね)

当然ながら誰かを選んだら
選ばれなかった子が傷つくなんてのも…あまり…ありません。
まぁちょこっとあったんですが。

幼馴染で毎朝起こしに来てて顔もプロポーションも良く
性格も悪からず頭も学年1ケタ運動もかなりで料理も上手っていう
すさまじい設定のキャラがいて

これは他のキャラが入る隙間はあるんですか? とか思ってたけど
付き合う前の段階では別にオーラ出てないから
他のキャラの余地もあったし。

ストーリーは後半の分岐点からは各個別シナリオ、
分岐以前もイベント(運動会とかね)は共通パートだけど
昼休みや放課後などそれ以外はほぼ各キャラ対応でシーンがあったので
何度も同じシーンってのはそんなに感じないですみました。
まぁ既読スキップ全開でしたけどね。

気になったのは
〜のほう っていう表現をちょっと使いすぎかなと。
まぁいいのかな。こういうのじゃ。

分岐に入ってからは付き合う事になるのですが
シーンが告白してからしばらくしてから!
そうそう、告白して攻略したらすぐシーンでエンディングとかいらねーんだよ。
シーンもどことなく慣れてない感が溢れてて
微妙なほのぼの感がよくできてる。

…そのままの勢いで終わっても良かったんだと思う。
言うならば起承転結の転がなくてもね。
まったりしすぎなてらいはあるけどそういうのだっていいんじゃない?

だって…

いきなりSF!!!

おいーこれはないだろ。
そりゃ俺もマブラヴでもアフターエピソード(サプリのね)好きだったし
なにか有った方がいいかもってのは間違いじゃないと思うけど。
いや、マブラヴ自体そうだったし、
その事象も作りこんであればいいんだけどさ。
設定が甘くて、各シナリオでの相関関係もぐちゃぐちゃ。
全てのシナリオをまとめて転じる為に共通のモノを引っ張ってきたって感じ。

それでも頑張ってたのが
何がなんでもハッピーエンドだ! みたいな姿勢。

全体的にほんとまったりしてていいゲームじゃないかなとは思いました。
んーやっぱ俺はあまり趣味ではないけど
某さんには向いてるんだろうな、こういうの。

以下各キャラごとについて(全体についても言ってるけど)。
ちなみにクリア順。

保奈美
お祭りのイベントがあるんだけど
保奈美では毎年一緒に行ってる事になってるのに
他のキャラでの話はそんな事ないってなってて
あぁ、そういえば語ってない過去の部分でいくらでも変えられちゃうけどよくここまで徹底してるなって感心した。
SF入ってからがぶっとびすぎて最後もいきなり結婚って…

美琴
あーなんかあんま印象に残ってないな。
SF編で美琴が祐介と直樹で揺れるのかと思いきやそんな事も無かったし。
ほんと徹底的に痛いのさけてるね。このゲーム。
まぁ日常編はそこそこ面白いからいいか。
日常編だけで見ればマブラヴ(エクストラ)より良かったと思うよ。

茉理
ちひろとの三角関係がありますがかなりソフト目で
痛いのは回避されていると言えるかな。
SF編は設定はぶっとばしてますが
徐々に元気を無くしていく茉理の様子は繰り返し書かれていくので
そこはけっこういいと思います。
ただ、明らかに無理そうで
でもこれで死んだらただありえないだけだよなってトコロで…
まぁそのままよりは良かったけど…
いちおエンドロールの場所も考えてるとは思うけど…

ちひろ
いつもは女の子してるキャラ好きなんですが
このゲームでは微妙にウザく感じました。
んー日常生活に近い世界じゃ
女の子してるって許されないのかもしれないですね。
主人公との初期位置が遠いからだろうとは思うけど。
最後のお別れにしろなんか確定で帰ってきそうなの丸出しだし
ちょっとなぁ。


やたら教員と生徒は…って話が出てくるのが
ビミョーなリアリティを演出してる感じが。
でもさー 養護教諭って授業できないよね?
保健体育も体育の先生じゃない? 思ってたら
平成7年に法改正されてました。知らなかった…。
まぁそれは置いといて…
このどんでんがえしはありえなすぎでしょ。
そもそも返すものもけっこう有りえなかったんだけど。
ほんと無理に転じなくても良かったと思うんだけど…。

恭子
この設定で未経験とかどうかと…
未経験だって書けばOKとかいう問題じゃないと思うけどね。
SFも直樹が感染してからいきなり頑張るみたいなのが
分からなくはないんだけどビミョーすぎ。
設定相関が崩れてる象徴として
この編では祐介と直樹がただ似てる存在ってだけで終了。
うーむ。

振り返ってもオワリに近づくにつれつまらなくなっていった感じが。

付き合っても終わりじゃないんだっていうように話が作られていて
そこは好感が持てるんだけど無理やりっぽいSFはやっぱ駄目っしょ。

始めのの方は良かっただけにちょっと残念だなって感じでした。

子猫殺し

2006年9月22日 日常
例のエッセイ話題になってるんですかね?
(遅っとか言うなって。暇無かったし今日ヤフーのトピックスに出てたし)

うーん…俺は結構どうでもいいとしか思えません。
車に轢かれた猫見ても可哀想より気持ち悪いっての先に出てくるし。

番犬とかよく言うこと聞く犬とかならいたらいいと思うんだけどね。

ペットに愛情を注ぐくらいなら人に注げばいいじゃん。
まともな恋愛を構築できてると言えるわけではないのに言っちゃってますが。

殺したという行為だけを取り上げて騒いでような気がするから
違和感受けるんですけど。

その猫保健所に連れていったって同じじゃん。
こういうのって頼めば獣医も受けると思うんだけど
だったら獣医は殺しまくりサイコ?

別に快楽的に殺してる訳じゃなくて
論理的に必要だから殺してるならいいと思うのですが。
死刑囚だって同じじゃん。

100歩譲って快楽殺猫してるやつがいたっていいとは思うよ。
ペット飼育なんて所詮趣味の問題じゃん。
殺猫が趣味のヤツもいるかもしれないしね。
ただ、そういうヤツは猫だけには留まりそうもないから
処罰ってのはするべきだってのは間違ってないと思う。
結局自分らに迷惑来ないようにであればっていうのが
俺もそうだけど大体の人の意見でしょ?

ゴキブリ殺す時に罪悪感受ける人あまりいないだろうし。

でも坂東って人言ってる事おかしいよね。

避妊手術しない理由を

「陰のうと子宮は、新たな命を生みだす源だ。それを断つことは、その生き物の持つ生命力、生きる意欲を断つことにもつながる。もし私が、他人から不妊手術をされたらどうだろう。経済力や能力に欠如しているからと言われ、納得するかもしれない。それでも、魂の底で「私は絶対に嫌だ」と絶叫するだろう」

なんていってるけどさ、まぁこれはギリギリいいとしよう。
感情的な部分をあまり否定するつもりもないから。

「もうひとつ、避妊手術には、高等な生物が、下等な生物の性を管理するという考え方がある。ナチスドイツは「同性愛者は劣っている」とみなして断種手術を行った。日本でもかつてハンセン病患者がその対象だった。
 他者による断種、不妊手術の強制を当然とみなす態度は、人による人への断種、不妊手術へと通じる。ペットに避妊手術を施して「これこそ正義」と、晴れ晴れした顔をしている人に私は疑問を呈する」

馬鹿なのかな?
人間とペットが同列のわけないじゃんね?
人による人への不妊手術へと通じる、とかもう超失笑。

あれだ、この人は超優しい人じゃん。
やってる事は逆にも関わらず
ペットは家族の一員とか信じてるヤツと根本は一緒。
(いや、感情的な部分を否定してるわけではないですが
論理的には動物は動物でしかないんだからそれをさも当然に言うのは…って話ね)
みんなもっと肯定してあげればいいのに。

つーかペット飼う時点でそれは優位性に基づいてるって事に気付けよ…

一番ウザいのが

「私は人が苦手だ。人を前にすると緊張する。人を愛するのが難しい。だから猫を飼っている。そうして人に向かうべき愛情を猫に注ぎ、わずかばかりの愛情世界をなんとか保持している。飼い猫がいるからこそ、自分の中にある「愛情の泉」を枯渇させずに済んでいる。だから私が猫を飼うのは、まったく自分勝手な傲慢(ごうまん)さからだ」

ってのもギリギリいいとしよう。感情的な部分は、ね。
俺は人に注げばって書いたけどこの人は人には無理っていってるのか。
そんな事は知ったこっちゃないけど
それとは関係無しにペット飼うなんて根本は傲慢だよ。

「さらに、私は猫を通して自分を見ている。猫を愛撫(あいぶ)するのは、自分を愛撫すること。だから生まれたばかりの子猫を殺す時、私は自分も殺している。それはつらくてたまらない」

でも、何、これ?
だったら飼うのやめろって話。
自分がやってることで自分がつらかろうが知ったことじゃねーよ。
なんか同情受けようとしてる? まるでリスカじゃねーか。

うだうだ言わなくてもさ

“子猫全部を育てることができないから殺しました。
なぜ避妊手術を施さないのかと言えば
私の勝手な感覚にはなりますが、避妊手術と子猫殺しにおいて
子猫殺しの方が猫に取って幸せではないかと思えるからです”

って言えば良かっただけの事だと思うよ。

「残酷で不快」
「動物愛護の精神に反する」
「生命を軽視している」

なんて批判来てるらしいけどさ。

増えた鹿とか人前に出た熊とかゴミ荒らしてる猫や犬とか
愛護されない存在もいるし軽視される生命もあるんだよ。
残酷なんつーのは主観性の話で
崖から落とすのと薬物注射なんてあんまかわんねーと思うけど?

「避妊手術と、子猫を殺すことを同列に論じるのはおかしい」

つーのもね。根本的には同列だろうよ。
そりゃ感情的には
避妊せずに子猫育てる>避妊手術>避妊せずに子猫殺すなんだろうけどさ
生まれた子猫の引き取り手探したけど
見つかりませんでしたーなんつってるやつが糾弾されるの見たことないぞ。
結果一緒なのに。
過程? じゃぁ業務上過失致死もっと無罪だな。全部とは言わんけど。

しかしあれだね、俺も含めて人様の猫にとやかく言うなんて
ずいぶん平和でようござんすね。

まぁ何も考えずペットに愛情注ぎまくって
死んだときには大いに嘆き悲しむような人のほうが人生は楽しいと思うけど。

俺にはできそうもないからねー。
カッコイイか可愛い顔してよく言うこと聞く犬がいるなら
偶に欲しくなるんだけどさー。あ、柴犬好み。
あまり言うこと聞かないならいらん。そうそう、傲慢なんだよ。

だって人ってあんま言うこと聞かねーじゃんね。

でも言うこと聞かないところがいいんだよね。どうしようもなく。

ただ、ペットでもその楽しい苦労を味わおうとは思わねー。流石に。
お腹いっぱいですわ。

つーわけでどうだっていい。

なんでこんなに話題になってるのかわかんねーわ。
とあるサイトのアンケートによれば
毎日メールをするカップルは55%もいるらしい。
3日以上メールも電話もない会うことも無いカップルは恋人と呼べず
百歩譲っても『友達以上恋人未満』なのではないかだって。

いや、メールしたら返事きますけどね…
3日以上してないとかザラですわよ奥様…

つーか毎日メールとか何してるん?
おはようとかおやすみとか??

それって… それは――
 
 
まだギリギリ10代だった頃出会ったその子はまだ幾分か自分よりも若かった。
たぶん…付き合うようになったのもそれが理由だ。
寂しかったんだと思う。お互いに。
一人暮らしをするとともに…1人になってしまった僕と
…彼女は。

家に来るというメールがあっても僕は寝たままでいる。
本当に寝てるわけではないのだけど。
鍵を掛けてない扉は開き、彼女は布団に潜り込んでくる。
1度目。
手を伸ばして2度目を望もうとする彼女の行為はとても年相応とは思えない。
言葉を紡いでいく関係よりも先に知ってしまったんだ。
…彼女は。

触れられなくて不安なのか、あるいは補おうしていたのか。

おはようとおやすみのメールは約束だった。
1度おやすみのメールを忘れた時、取り乱して泣いた。

1人になってしまった理由もそうだったのに。
元カノが新しく好きになったっていう人は
1日に5回も電話をしてくるなんて言ってたから。

もっと、言葉が未熟な彼女に取って
メールは大切なものだったろうに。

重かったわけではなかった。
嫌いになったわけでもなかった。
飽きたなんてわけでもなかった。

でも、何を言っても同じでしかない。

しばらくして、
僕は2度目のおやすみを、
しなかったというだけなのだから。

忘れていたわけでは無かった。

そして、

さよならのメールが来て終わった。

――あの時僕は何故メールをしなかったんだろう。

もう、昔のことだ。何を考えても変わることは無い。

今の彼女はしばらくメールをしなくても
返事が翌日に遅れてしまっても
さよならに繋がることはないのだろうけれど。

それに安堵と焦燥が綯い交ぜになったような感情を持ってしまうのは事実なんだ。

そういう情況で案外耐えられてしまう僕を
切り出してしまいたいような感覚に駆られるんだ。

誰もいない部屋、そっと、つぶやいた。

おやすみ。
好き嫌いはあまりない。
ひじきとトマト(特にプチ)はあまり好きじゃないけど、
たぶんそれくらい。
ひじきは匂いがね…、トマトも。
丁度いい感じにアルコールが入った時、
トマトの青臭さ、生臭さはアレに似てるからなんて言ったら
顰蹙買ったっけね。馬鹿だね。

養殖の刺身と天然の刺身を比べてみれば
天然の方がおいしいんだけどそれってなんでだろうね?
さも当然の様に言ってしまってるんだけどさ。
実際健康な育ちの方が味の成分もいいなんて微塵も根拠ない話だよね。

例えばフォアグラなんて病的肥大の肝臓で
健康な肝臓は食べたことないんだけど
おそらくフォアグラの方がおいしんでしょう。

マグロもね、俺は赤身の方が好きなんだけど
(安いのは中トロの方がいいと思うけど)
それって一般的じゃないわけじゃん。
江戸時代では大トロなんて猫またぎ(猫も食べない)って言われてたらしいけどさ。

牛丼がちょっと復活したけど
東大大学院の学生が「ジューシーな味が懐かしかった。米国産牛肉に不安がないわけではないが、おいしさの方優先します」なんて言ってた。

多分自分は悲しい程に雑食なんだろうね。
嗜好すらはっきりとしたものを持てずに。

俺も牛丼は好きなんだけど、ホントに好きなのは煮てあるのじゃなくて焼いてある牛丼で、玉ねぎは少し生の感覚が残っててピリっとしてるのがいいから作るか作って貰うしかない。

でもチェーンの牛丼だってそこそこ美味しく食べられちゃうんだよね。
それは、チェーンが30点で自作が90点というような序列的な物ではなくて
チェーンは赤色で自作は青色というような個別的な物みたいに感じてしまう。
ちょっと青色の方が自分はいいかな、っていうそれだけの感覚。

カップラーメンやウィダーやカロリーメイトなんて
まんま工業製品で人間の「エサ」って感じがして
少し悲しくなってしまうんだけど
(見えずらいだけでブロイラーとかだってそうなんだけどね)
それでもおいしく食べられちゃう自分がいるんだよね。

そりゃ普通のご飯と製品があるなら普通のご飯選ぶけど
家にカップラーメンしか無ければ
外に行くのもめんどいしそれでいいかって感じで。

食べ物のことですらはっきりした事を思えない自分。
たぶん、不味い物は食べれないって子の方がが遥かに向き合ってる。

怠けてる? あああ、えーと、うん、違うんだよ。
味覚ってのはそもそもなにかって言えば、受容体への刺激なんだよね。
脳で感じてる。電気信号なんだよね。

そう、だから…

「いや、だからよ――俺があんたと一緒にこうやって食事してる、こういう感覚のことを“おいしい”って言うんだろう? つまり俺からすると、あんたの印象が“おいしい”ってことになるのか? こういう感覚のことなのかな」
(BEAT’S DISCIPLINE SIDE2)

何を、より誰と、で。

いいのかな…?

ずっと向き合って同じ時間を重ねていくなら
料理の腕ってのは相当に重要なのかもとか、ふと、思った。

いや、差別主義じゃないですよ? 主婦でも主夫でも同じですよ?

キオク。

2006年9月19日 日常
HD埋まってきたからデータをCDに焼いてっと…
俺のパソコンにはデフォでEasy CD Creator4入ってて
結構不満なく使ってたんだけど
(よく焼くヒトから言わせればEasy CD Creator使ってるヤツは厨らしいがw)
クリインストールしたから飛んじゃったんだよね。
フリーソフトであるならそれでいいやと
見てみたら色々ありすぎてわかんねー。
唐突に昔の友達で今SEのヤツの言葉思い出したわ。
何がいいかとか聞くやつは甘い、フリーだから全部試せ なんつってた。
正論ではあるんだろうけどねー。
仕方ないから5個くらい試して
AVS Disc Creatorにするかと思ったらセッション関係の設定が
よくわからんようになってて
さらに探して、お、これにするかと思った
burnatonceは3枚焼いたら突如エラー出る始末。
今はDeepBurnerだけどなんかイマイチなんだよなー。
日本語タイトルに対応してないし。
Easy CD Creator買いなおそうかな…

そのデータが実際いるのか?って言われたら自分でも疑問なんだよね。
今はもう処分しちゃったけどビックリマンシールも切手もあの20円のカードも集めてたし。ああ、あのカードゲームはまだ少し残ってるけど。
焼いたまま開かないCDも無きにしも非ずではあるんだけど。

ふと見た2年くらい前のCDは剥離して駄目になってた。
大体CDに焼いた所で20年くらいしか持たないらしいんだよね。
十分かもしれないけど。永遠に残るものなんてないんだよね。
一時期、永遠を目指して図書館が所蔵資料で
順次マイクロフィルムを製作していった事があるんだけど
(単に予算分捕り事業だったのかもしれないけどね)
セルロースエステルベースの劣化でおじゃん。
半永久的とかのふれこみなんざ全く当てにもならなくって。
新しく作られたベシキュラフィルム・ジアゾフィルムにしろ
耐用年数は25〜100年程度しかない。
夢のデジタル化の結果のチップだって耐用年数は30年程度。
フラッシュメモリは半永久的なんて聞くけど
実際はメモリセルの経時的劣化は避けられない。

第一、ごみ問題の時に良く言われるじゃん?
プラスチックは半永久的に土に還りません、なんてね。
でも傷だらけになった破片とか角が丸くなってたりしててね。
物理破損を言い出したらおしまいかもしれないけど…

自分の記憶くらいしか当てにできないのかもしれないね。
記憶って話からは若干ずれるけど記憶が世界であるなら
コギトエルゴスムなんて前ちょっとどちらかといえば肯定的に書いたけど
ああ、あれは願望みたいなものでそんな事はないってのは分かってるんだ。

薄れていく痛みも感触も香りももう戻らないから。

催眠にしろ薬物にしろ電流にしろけっこう脆いのは見ててわかるけど
それが自分にも当て嵌まってしまうことはまさに自明だから。

世界なんて綴った形は欠けている記憶の寄せ集めでしかないから
いつまでたっても綺麗な形にはなれそうにもない。
完全な形なんて残ってもいないから
歴史なんて多数論理で改竄されて語られて。

そんなのに委ねてしまうよりは
結局、曖昧な自分と向き合っていく方がいい…

なんて思えたらいいんだけどね。

足りないものは足りなくていらないものはいらないから。

…依存でしかないんだけど。

1人、いてくれたらなんてのはさ。
 
 
心に…いますか?

P.S. ふふ、データ…何度も紡いでいけばある程度は保てるんだけどね?
はいはいはい、そこのぼうや
同じ過ちを繰り返しちゃ駄目だって
お母さんに言われなかった?

…母親ってそんなこと言わねーよな。
いや言う人もいるかもしれないのに一般化イクない!

とかそういう話じゃなくて。

「博士の愛した数式」読んだんですよ。

…コミック版で。

まぁ同じ過ちも何もこれも今日読んだ訳じゃないんだけどさー。

やっぱテンポ早すぎて乗れないかな。
漫画でもね、ストーリーの速度とは別に
外堀をきちんと埋めていくのであればそんな事感じないんだろうけどさ。
(まぁ必然的に速度も遅くなるのだろうけど)

たぶん(ほんと読んでも無いのに書くのは駄目だよなとか思うんだけど)
小説版だとオイラーの公式、eπi+1=0はかなり肝に当たる部分じゃないかなーと
思うんだけど漫画だと中の一場面にしかすぎない感じが。
(普通オイラーの公式っていったら代入されてない物をさすのかなと思ってたんだけどこっちのが有名なんだよね。まぁ俺はE=mc2の方が好きだけど。つーかオイラーの公式ちゃんと分かってるヤツって相当頭いいよね? あ、式が一行になっちゃってるけど気にしないで。理系の人は見過ごせないだろうけどw)

そこそこなヒューマンドラマ風味でそこそこに面白かったかな。

レビュー続いてるけど気にしないでね。
俺の日記は方向性が一定周期変更っての仕様だからw

まぁネタも暇も無いんですよ。実のところ。

GOTH

2006年9月14日 読書
乙一もかなり興味があったんですけどね。

…漫画で読んだのは失敗だったかも。

これ…まるでサイコ(多重人格探偵ね)の下位互換。

たぶん小説だと犯人との駆け引きがあるんだと思うんですが
これだとそれがスパーンって感じでただの猟奇漫画になってる。
何故下位かっていうとエンタメ面ではサイコの方が上っぽいから。
あと双子はお腹いっぱいだった。それがラストだったし。

箱の中の死ってすごい恐怖を感じるんでしょうねってのは
結構普遍的なんかなーとは思ったけど。
(前クリスマスにちょいと書いたじゃん?
こっちの方が出たの早かったから俺パクったみたいじゃねーかw)

とあるSS(スクリーンショットも同じ略称だからいつも違和感感じるんだけど。どうでもいいけどね)を読んでみたんだけどそれもイマイチだったんだよなぁ…

SSなんて短いもので語るのもどうかとは思うけどさ。

「失はれる物語」はちょっと読んでみたいなとは思うんだけど。機会があったらね。

ちなみに「祝福された水」は読んだけど(上で言ってたSSは別ね)
短さの割にはそれなりにいいかもとは思ったかな。
つーか読んだSSとは作風が全然違ってたわ。

忙しいからこの辺でおしまい。これ今日読んだ訳じゃないのさw

インストール

2006年9月13日 読書
まず始めに思ったこと。

み、みじけーっ…

ちょっと用事があったんでね、電車にゴトゴトと揺られながら
読書なんてしてみたんですけど
(ああ、最寄が始発駅って幸せ)
着く前に読み終わっちまったYO!

なんつーか面白かったけど面白くなかった。
最後が否定形ってアレだな。
面白くなかったけど面白かった。
…どこが違うのって? 気分だよ気分w

俺この人の文体はかなり好きだよ。
「蹴りたい背中」読んだ時思ったことだけど。

詩的な文章ってたまにナルシズム溢れた勘違いみたいなのあるじゃん。
(まぁそれも程々であれば嫌いじゃ無いんだけど)
この人は普段使うような言葉をできるだけ多意多様にして
そういう世界を作っていく感じだから。
何ていうか惑わされずに素直に読めるんだよね。

問題は内容なんだけど、
世界が狭いって評されてるじゃん。
それは別にいいんだけどね。物語中の世界の広さなんて
面白さに直結する部分じゃないでしょ。
いわゆるセカイ系も俺は嫌いじゃないですよ。
もし世界に影響を与える何かの事象があったとしても
お話の構成としてその中心から周りだけを取り上げても
問題ないと思うんだよね。
例えば前線の戦士が死にましたってお話にならないじゃん。
世界が滅ぶとしてもその発端は全世界的な事象じゃなくて
関われる人間って実は少数なんじゃないかって思うしね。

だからそうじゃなくて、
内容がリアルすぎるんだよね。お話要素皆無。
だから何も起こらずにそのままおしまいなんだよね。
俺ちょっとは非現実入った方が面白いって言ってるじゃん…

物語自体はいつもの(?)何故生きてるか系なんだけど
(ほんとなんか最近当たるのこんなんばっかだな、狙ってる訳でもないのに。これあらすじ一切知らなかったし)
確かめるためにちょっとハジけるっていうのは分からなくもないんだ。
でもハジけた先の事まで予想できてしまうがゆえに
あまりそうもできない鬱屈したお話みたいな。

学歴なんて意味ないですよねー、あ、いちお東大です。みたいな。
うーんちょっと違うな。
結構それなりに大事にしてるのに卒業した子からまだなのって言われて
馬鹿じゃないとか思いつつその子の価値観の中では下位に置かれてるのが分かるからそのくらいの事はやろうと思えばできるんだよとか挑発に乗っちゃおうか迷ってるような女の子、みたいな。あ、これいいかも。

んでやったら確実に後悔するのが分かってるから適当な所でやめて
ある程度欲求を満たしつつ対等に話せるようになったかもとか思ってるような子のお話なのかな。これなんでわざわざ言い換えてるのか分からんけど。

だから変わりたいほどに変われなくて結局最後は諦念なんだろうけど
そういう意味で変化が無くてその部分ではあまり面白くないんだよね。

「蹴りたい背中」ではビミョーな心の動きとか書いてて
その部分が結構良かっただけにこれはなぁ…。

パソコンの説明とか見てもきちんと読まれることを意識してる文章だし
なんだかんだ言ってもやっぱ自分が好きな文体ってのは大きいんだけどね。

結論:微妙。

1.趣深く、何ともいえない美しさや味わいがあること。また、そのさま。みみょう。
2.一言では言い表せないほど細かく、複雑なさま。また、きわどくてどちらとも言い切れないさま。「気持ちが―に変化する」「―な判定」

あれ? 2っていわゆる俗語(つーか誤用)だよね。大辞泉には乗ってるけど大辞林には乗ってないし。だからおれビミョーって書いてたんだけどw まぁそんな事はいいや。どっちにも取れるような感じってところで。

P.S. うーわ、文庫版だと書き下ろしついてるじゃん。
やられたー 105円で買ったから文句言えないけど。
んー、やっぱyoshiはすごいかもね。
ひょっとして企画者としては、一流と言っても間違いじゃないかも。

酷評されてる事実ってのもあるんだけどさ
そのように評価する人ってのは
その時点でこれを小説かそれに類似するものとして
扱ってると思う。
こんな書き方すると卑下してるみたいだけど
これって例えるならエロ本の真ん中くらいに載ってる体験談みたいなもんじゃない?

重ねて言うと卑下してるつもりはまったくないんだけど
そもそも評価する対象じゃないんじゃね?

文体は基本は3人称なんだけど1人称が緩やかに融合したような
不思議な文体。「」と『』での会話とか便利だね。

内容はなんかリアルベースなんだけど間違いなくお話だった。
つーかリアリティだけで言うなら多少設定で異能力とか出てくるラノベの方が
リアリティはあるかな。
まぁ俺はリアリティある方が好きなんだけど別に空想全開ってのもひとつの書き方だし。リアリティ薄いほうが好きな人もいるだろうからね。

テンポがあまりにも良すぎて俺はあまり感情移入できなかったな。
ケイタイで読むこと前提にして発表がある程度の期間開いてたって前提なら
アリなのかもしれない。

これは最近の小説でも多いと思うけど
パーツを無理に繋いだような感じはするね。
全体の流れとかどうでも良くて部分部分で魅せられればいいんだ、みたいな。
これも俺はあまり好みじゃないんだけどね。
しかも部分っていうのが基本的に死ぬような悲劇で構成されてたので
相対的に一つ一つの事象について感傷を持ちづらいってのはあったかな。
(まぁシュラク隊にしろA-01にしろみんな死んでるんだけどね。うわ、持ち出した例がすごいアレだけど。両方分かった人いる?w)

個々の感想を言うと第一部は
ほんとに誰も彼もが死にすぎだな、と思った。
ちょっとなぁ…と思ったのが
義之の父親が詫びるシーンで
一番かわいそうなのは義之だとか俺たちは両親失格だとか
俺はとんでもないことをしてしまったとかいうんだけどさ
それでその後自殺までするのに
俺たちは時代に流されたんだ、とか流石に無くない?
いや、お話として無くないって意味じゃなくて
行動矛盾だと思うんだけどさぁ。
(「時代」に埋め込みたかったってのと悪役は恨まれたまま死ねってのは分からんでもないんだけど)
あと、アユが義之の為に居酒屋で働くってのは
それなりに感動できる話なんだろうけど
だからってイジメに耐える必然性までは無いじゃん。
バイトって別の職いくらでもあるでしょ。
だからそのイジメまで献身的な部分に繋げようとしてるのは
なんだかちょっとあざといかなと。
アユが基本ニュートラル(悪く言えばからっぽ)で書かれてるのは
現実に合わせてると言おうとすれば言えなくもないけど
個々の場面で合わせ易い様にだったんじゃないかって感じがする。
もひとつ、これもお話に合わせたかったって言うのは分かるんだけど
AIDSの免疫不全の発症が早すぎるよね。
全体的に悲劇が飽和状態でお腹いっぱい。

第二部はリアリティ切ってお話優先にしたのかな。
なにせ義之がスーパーマン過ぎてテニスの王子様思い出しちゃったよ。
話に何も関係が無いだろうにアレも大きいとかね。
出来うる限り女の子に受けそうな像を作ったんだろうけど…
お話的にはちょっと面白かったんだけどね。拓編とか。
根本的な所で「知りたいから」ホストっていうのがよく分からないんだよね。
そう思うのが俺だけだとしたらすいませんが。
ヤクザの取引とかメチャメチャすぎない?
あと、おれはすんなり代替ってのあまり好みじゃないんだけどさ
それでもあの終わりはどーなんかなぁと。(改めてホスト関係ないしな)

第三部はいきなりの冒険活劇ですね(違うか)。
レイプした子を好きになるって確かマインドアサシンでもあったと思うけど
ああ、これ本編関係話だけどさ、
ホント後悔するならやらなきゃいいのにね。
つーかさ、レイプとかしたとして
後でその事知った誰かが殺しに来る事だってありえるわけじゃん。
まぁそんな事はないかもしれないけど。
想像力の欠如なんだよね。自分はしてもされる事はわかんないのかな。
そういう人よりは自分がどうなってもいいから他人もって人が多いような気はするけどね。あー脱線だし自分でも何言ってるかわかんねーやw
思ったことはレイナにしろ別のトコロで働けばいいじゃん?って事。
まぁ…もういいや、それは。
ようやく死ななくて良かったねくらいの感想しか出てこない。
3度目の代替とかかなりキツイ。テンポ早すぎだっつーの。

まぁこれだけ流行ったものを作り出したってのは立派ですわ。
売り上げの一部をエイズ撲滅基金に寄付してるってのも
それなりに立派じゃないですか。

でもね、そう、ひとことで簡単に言うのだとすれば
非常に残念ではございますが

俺の趣味ではまったくもって無かった。

実は買った時から「インストール」の方が気になってたんだけど…

まだ読んでないんだよね。早く読まなきゃ。

カラオケ

2006年9月11日 日常
かなり久しぶりに友達とカラオケ行ってきたよん。
飲み放題にして飲みのついでって感じだったけど。

男同士でいったんだけどさ
煮詰まってくると女の子の曲入れてみたりするじゃないですか。
真剣に心の底から女の子がいればいいのにとか思ったw
たぶん友達も同じ気持ちのはずだ! ってんな事なさそうな所が萎える。

ネタないから歌った曲でも書くか。覚えてるのだけ。

ツバサ/アンダーグラフ
Shout at the Devil/L’Arc〜en〜Ciel
矛盾の上に咲く花/MONGOL800
DARK HALF/Iceman
Miss MOONLIGHT/黒夢
Dry?/Janne Da Arc
極東より愛を込めて/BUCK-TICK
ever[blue]/ROUAGE
Her Lament〜誰にも聞こえない彼女の叫び〜/愛内里菜
クロニック・ラヴ/中谷美紀
BLIND LOVE/PAMELAH
マザー・グース/PENICILLIN
トモダチ/ケツメイシ
THE THEME OF "KICK"/KICK THE CAN CREW
Winter,again/GLAY
PAERL/SHAZNA
日本ブレイク工業 社歌/萬Z(量産型)
情報/推定少女
PRECIOUS.../LUNA SEA
Jesus/Laputa
ゆらめき/Dir en grey
Last Song/Gackt
カルマ/BUMP OF CHICKEN
ミラージュ/GOING UNDER GROUND
Smells Like Teen Spirit/Nirvana
花/ORANGE RANGE
THUNDERBIRD(UNDER:COVER ver.)/T.M.Revolution
D-tecnoLife/UVERworld

雑食だからね。節操ないんだよ。
いやー、友達知らん曲ばかりだったかもしんないね、コレ。
まぁそんなの気にしたら負けだから。女の子いないしw
もしこれ全部知ってる人いたら俺の負けですな(何がw)。

ちょっと恋愛系の話もしたんだけどさー
ビミョーにグチってるクセによくよく話聞いてみたら
俺的判断では恋愛指数90超えてることが判明しました。

俺ちょっとおかしいからさぁ、人のノロケ話聞いてるの結構好きだし
素直にノロケてくれりゃ良かったのによー。

これはあれか、余裕。まさに金持ち喧嘩せず。

けっ。

ノロケたら「死ねよ」って祝福してあげたのに。

つーかさらに俺が昔遊んでたとか言われて超ドギャスだったんですがー。
(知らないくせにw)

そんな事ないのにー。

見て? この透き通った瞳!!

好きと謳った瞳!!www

< 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索