“冬でも 日差しはあったかくて…”
2006年2月8日 詩別に美味しい物じゃなくても生きてゆける。
生殖が付随しなくても快楽は伴う。
睡眠は欲しても行為中は意識が無くて。
それが目的なら他の全ては意味を持たないんだ。
もう、振りかえれないよ。まるで一定時間で崩れる足場。
薄く、薄く溶かしたラベンダーの香。
だから目的だって思いこんでいる、依存、執着。
休墾田で一面に咲き誇る蓮華。
ああ、そうだ、望んでるんじゃない、奪って欲しいんだ。
眠れずに泣いた夜。
届かない想い。途切れた想い。どこにいくんだろう。
全て集めたら世界を変えられたり、する?
闇の輪郭をなぞり続ける粒子。
僕は
…ごめんなさい
君は
…ありがとう
傷つけられるのも、傷つくのも、だったら、僕。
それは自分よりも痛くて、痛くて。
悲しいループはもうやめよ?
いつか、緩やかにほどける。
だから、その時まで。
手を繋いで歩いた草原。
どこにも繋がってない。どこまでも果てが無い。
それでも日差しはあったかくて。
透き通った肌寒い空気。
でも、日差しはあったかくて。
P.S. 最近のお気に入り 一輪の花/HIGH and MIGHTY COLOR
次点 Revolve/UVERworld(カップリングの方ね)
生殖が付随しなくても快楽は伴う。
睡眠は欲しても行為中は意識が無くて。
それが目的なら他の全ては意味を持たないんだ。
もう、振りかえれないよ。まるで一定時間で崩れる足場。
薄く、薄く溶かしたラベンダーの香。
だから目的だって思いこんでいる、依存、執着。
休墾田で一面に咲き誇る蓮華。
ああ、そうだ、望んでるんじゃない、奪って欲しいんだ。
眠れずに泣いた夜。
届かない想い。途切れた想い。どこにいくんだろう。
全て集めたら世界を変えられたり、する?
闇の輪郭をなぞり続ける粒子。
僕は
…ごめんなさい
君は
…ありがとう
傷つけられるのも、傷つくのも、だったら、僕。
それは自分よりも痛くて、痛くて。
悲しいループはもうやめよ?
いつか、緩やかにほどける。
だから、その時まで。
手を繋いで歩いた草原。
どこにも繋がってない。どこまでも果てが無い。
それでも日差しはあったかくて。
透き通った肌寒い空気。
でも、日差しはあったかくて。
P.S. 最近のお気に入り 一輪の花/HIGH and MIGHTY COLOR
次点 Revolve/UVERworld(カップリングの方ね)
“ぼくらには遠い国のこと…”
2004年3月17日 詩テレビの中では今日も殺し合いをしてる
写真週刊誌ではキミと同じ歳の少女が…部品になってた
そんな痛みに涙できるのは 君に置き換えているから
僕には あまりに遠い出来事だから
僕の発展途上の強さでは目に映る人しか守れなくて
きっと世界の半分が消し飛んでしまっても
キミと僕がいるこの場所が無事なら 笑えるんだろう
手をつないで歩いてるんだろう
「赤ずきんちゃん」の残酷さが胸に響く歳になったけど
兵士に乱暴された少女が宿した新しい命に
希望だよ って叫んでる
僕は知らないフリをしてる そんなコトがあるなんて
僕ら生まれる前 あのヒロシマのヒカリは
まるで神の光みたいだったんだって
神様はやっぱり僕たちを滅ぼしたいのかな
ちょっと自分勝手すぎたのかな
でも そんな焼け野原からまた新しい町ができて
夜になると星空みたいな光をともしてる
その分自然は汚れていくのかもしれないけど
綺麗だなって思うよ 生きていく人の強さは
僕には何かを変えていく力なんて無いし
そんな力が欲しいとも思わないから
どんな辛いコト、苦しいコトを知っても
目の前の事を見つめて 生きていこう
知らないフリをしてるんじゃなくて
その痛みを心に刻んで
キミをそっとと抱きしめると
健やかな若草のにおいがする
僕は何もできないかもしれないけど
大丈夫…ってつぶやいた
耳を澄ますと 遠い世界から聞こえるうぶ声
写真週刊誌ではキミと同じ歳の少女が…部品になってた
そんな痛みに涙できるのは 君に置き換えているから
僕には あまりに遠い出来事だから
僕の発展途上の強さでは目に映る人しか守れなくて
きっと世界の半分が消し飛んでしまっても
キミと僕がいるこの場所が無事なら 笑えるんだろう
手をつないで歩いてるんだろう
「赤ずきんちゃん」の残酷さが胸に響く歳になったけど
兵士に乱暴された少女が宿した新しい命に
希望だよ って叫んでる
僕は知らないフリをしてる そんなコトがあるなんて
僕ら生まれる前 あのヒロシマのヒカリは
まるで神の光みたいだったんだって
神様はやっぱり僕たちを滅ぼしたいのかな
ちょっと自分勝手すぎたのかな
でも そんな焼け野原からまた新しい町ができて
夜になると星空みたいな光をともしてる
その分自然は汚れていくのかもしれないけど
綺麗だなって思うよ 生きていく人の強さは
僕には何かを変えていく力なんて無いし
そんな力が欲しいとも思わないから
どんな辛いコト、苦しいコトを知っても
目の前の事を見つめて 生きていこう
知らないフリをしてるんじゃなくて
その痛みを心に刻んで
キミをそっとと抱きしめると
健やかな若草のにおいがする
僕は何もできないかもしれないけど
大丈夫…ってつぶやいた
耳を澄ますと 遠い世界から聞こえるうぶ声
“雨の止まない森で”
2004年3月16日 詩君を壊した…
6月の憂鬱な雨に 濃い緑色の若葉が濡れて光る
息を吸い込むと 汚染されていない柔らかな空気が肺を満たす
君の睫毛についた雨粒が水晶のように光る 綺麗
瞳を閉じた君は憂いを帯びて 僕の胸を締めつける
リーン…
乾いていて澄んだ響き グラスが砕けたときのような
君が壊れたときの音 胸の中で繰り返されてる
目を開かない君はまるで眠っているようで 綺麗
雨が僕の頬を打ち涙と混じり 僕は緩やかに覚醒する
ふぅ…
息を吐く僕の体は その溜息のように輪郭を失う
糸の切れたビーズの輪のように 秩序を失い散らばっていく
理由を亡くした僕の当然の結果だね ひとり呟く
それで、いいの? 再考を促す声が…
誰?
私は貴方の中の私、貴方の心に残っていた…
どうして僕を止めるの?
貴方を無くしてしまいたくないから…
そんなのおれの勝手だろ!
それが私の悲しさなのに貴方は分かってくれないの…?
ドウシテ生キテイルノ?
目の前に広がる白日夢 幼い頃にみていた景色
蓮華を一面にさかせる休耕田 暗くなるまで遊んでいて
生きてる理由なんて考えもしないで…
そして見失い 君に出会った
“君を護るから”
でも君を壊した…
どうして?
理由なんてない…君に話せる理由なんて
違うの、どうしてそんなに自分を責めるの?
「優しすぎるね…」答えじゃなく吐き出した 僕が作り出した君だからかな
「そんなことないよ」見透かして悲しそうに答える
どこまで君が慰めてくれても君を壊した事実は消えない
だから僕に残された道など有る訳ない 激しい稲光が僕と君を照らす
重なるような小さな君の声 私は貴方に壊されることを望んでいたもの
“貴方が好きだから”
僕も…と途中で言葉を飲み込む
もうそんな資格は無い 黙る僕に君は続ける
自分を捧げたウサギのように…そこまでいうと自虐的すぎるけど
貴方に壊されたから貴方の心に触れることができたもの
君の意識と僕の意識はゆっくりと一つになる
不安、悲しみ、冷たさを柔らかく包むように
森の中ではいくつもの命が尽き いくつもの命が再生する
無限の生命の繋がりは決してほどける事はなくて
高い木の上で鳥が 雨で飛べない翼を休めてる
知らなかった律動が僕の中で溢れ出す
起きてよ まだ意識の無い君を抱き寄せる
目覚めてもいいの? 力強く頷いて 君に口づけた
“おはよう”
深く暗い森の中に君の声が木霊した
雨は上がり 眩しいほどの木漏れ日が君と僕を照らした
6月の憂鬱な雨に 濃い緑色の若葉が濡れて光る
息を吸い込むと 汚染されていない柔らかな空気が肺を満たす
君の睫毛についた雨粒が水晶のように光る 綺麗
瞳を閉じた君は憂いを帯びて 僕の胸を締めつける
リーン…
乾いていて澄んだ響き グラスが砕けたときのような
君が壊れたときの音 胸の中で繰り返されてる
目を開かない君はまるで眠っているようで 綺麗
雨が僕の頬を打ち涙と混じり 僕は緩やかに覚醒する
ふぅ…
息を吐く僕の体は その溜息のように輪郭を失う
糸の切れたビーズの輪のように 秩序を失い散らばっていく
理由を亡くした僕の当然の結果だね ひとり呟く
それで、いいの? 再考を促す声が…
誰?
私は貴方の中の私、貴方の心に残っていた…
どうして僕を止めるの?
貴方を無くしてしまいたくないから…
そんなのおれの勝手だろ!
それが私の悲しさなのに貴方は分かってくれないの…?
ドウシテ生キテイルノ?
目の前に広がる白日夢 幼い頃にみていた景色
蓮華を一面にさかせる休耕田 暗くなるまで遊んでいて
生きてる理由なんて考えもしないで…
そして見失い 君に出会った
“君を護るから”
でも君を壊した…
どうして?
理由なんてない…君に話せる理由なんて
違うの、どうしてそんなに自分を責めるの?
「優しすぎるね…」答えじゃなく吐き出した 僕が作り出した君だからかな
「そんなことないよ」見透かして悲しそうに答える
どこまで君が慰めてくれても君を壊した事実は消えない
だから僕に残された道など有る訳ない 激しい稲光が僕と君を照らす
重なるような小さな君の声 私は貴方に壊されることを望んでいたもの
“貴方が好きだから”
僕も…と途中で言葉を飲み込む
もうそんな資格は無い 黙る僕に君は続ける
自分を捧げたウサギのように…そこまでいうと自虐的すぎるけど
貴方に壊されたから貴方の心に触れることができたもの
君の意識と僕の意識はゆっくりと一つになる
不安、悲しみ、冷たさを柔らかく包むように
森の中ではいくつもの命が尽き いくつもの命が再生する
無限の生命の繋がりは決してほどける事はなくて
高い木の上で鳥が 雨で飛べない翼を休めてる
知らなかった律動が僕の中で溢れ出す
起きてよ まだ意識の無い君を抱き寄せる
目覚めてもいいの? 力強く頷いて 君に口づけた
“おはよう”
深く暗い森の中に君の声が木霊した
雨は上がり 眩しいほどの木漏れ日が君と僕を照らした
“ファレンエンゲル”
2004年3月12日 詩ドラマや漫画みたいに上手くはいかないね
二人の恋愛はあまりに不器用すぎて
君を 守りたいと壊したいが 僕の中に同居してる
無邪気に笑われるたびに 痛む
顔を歪めれば笑顔になる 形だけの
何もかも違うね
いつも いつでも 君を失うことに怯えている
ふとした仕草が少し違うだけで 不安
信じたいのに信じられないのは 弱さ
僕の、弱さ、だね
恋人たちは 友達とは違って
抱き合うだけで言葉なんて要らない なんて聞いた
言葉は吐き出すことすら 怖くて
君と居ることが苦しさになっているのに
それでも側に居て欲しくて
忘れたくて……
聖書のページが破れていた
丸まって白い翼になった
ドラマや漫画ならきっとハッピーエンドだね
僕たちの…現実は残酷すぎて
“それでも わたしは あなたが すき”
そっと抱きしめたね
言葉は無くて 心は亡くて
でも ずっと抱きしめたね
二人の恋愛はあまりに不器用すぎて
君を 守りたいと壊したいが 僕の中に同居してる
無邪気に笑われるたびに 痛む
顔を歪めれば笑顔になる 形だけの
何もかも違うね
いつも いつでも 君を失うことに怯えている
ふとした仕草が少し違うだけで 不安
信じたいのに信じられないのは 弱さ
僕の、弱さ、だね
恋人たちは 友達とは違って
抱き合うだけで言葉なんて要らない なんて聞いた
言葉は吐き出すことすら 怖くて
君と居ることが苦しさになっているのに
それでも側に居て欲しくて
忘れたくて……
聖書のページが破れていた
丸まって白い翼になった
ドラマや漫画ならきっとハッピーエンドだね
僕たちの…現実は残酷すぎて
“それでも わたしは あなたが すき”
そっと抱きしめたね
言葉は無くて 心は亡くて
でも ずっと抱きしめたね
“P.T.S.D. 〜After VIETNAM〜”
2004年3月11日 詩冬色の森の中では 今も死の匂いが香り
かすかに届く木漏れ日に 頬を照らされた少女は
まぶしそうに瞳を 無くした片手で遮るように
溜め息は形を持たず 虚ろに微笑んで
抱きとめようと伸ばした手を 愛と思い込んでいた
ゆだねられた体を 抱きしめてから気付く
瞬間の想いは 強すぎた憐憫
引き金を引こう 「楽にしてあげるから…」
冬色の森は消える 死の匂いだけ残して
新しい息吹が うごめくように見える
ベットに横たわると 浮かんでくる情景
つつまれるぬくもり つめたいままのこころ
伸びきった白い肢体 なぐさみものにする欲望
溶けていきたくても 力だけの暴走
雪が降る夜には 寝る前につぶやく
誰にも 自分にも届かない 「ごめんね…」
かすかに届く木漏れ日に 頬を照らされた少女は
まぶしそうに瞳を 無くした片手で遮るように
溜め息は形を持たず 虚ろに微笑んで
抱きとめようと伸ばした手を 愛と思い込んでいた
ゆだねられた体を 抱きしめてから気付く
瞬間の想いは 強すぎた憐憫
引き金を引こう 「楽にしてあげるから…」
冬色の森は消える 死の匂いだけ残して
新しい息吹が うごめくように見える
ベットに横たわると 浮かんでくる情景
つつまれるぬくもり つめたいままのこころ
伸びきった白い肢体 なぐさみものにする欲望
溶けていきたくても 力だけの暴走
雪が降る夜には 寝る前につぶやく
誰にも 自分にも届かない 「ごめんね…」
汚れない少女が体を売りに出かける
草原を裸足で駆ける少年の匂い
思い出せないまま
まばゆいほどの光の中で
ストロベリーのつぼみがほどける
今はまだ早すぎたのに
十二時を告げる鐘が鳴り響く
君を置き去りに走る壊れた馬車
探し出してあげる
灰の中の青い宝石
オウゴウルの音が止まる
約束の言葉の前に
幼い景色のまま
めぐりあうことができたら
傷つかずにすんだのにね
幼い日のお話では
君を助けに行く兵士が
その涙流させなかったから
階段を踏み外すよう
簡単に堕ちてゆくのに
何もできないまま毎日は過ぎる
砕けたガラスの靴で
流れ出した血は赤い実の香り
ささやかな反乱で君を守ろうとするくらい
君を愛してた
自分を呪おうとしたけど
いとおしすぎて
草原を裸足で駆ける少年の匂い
思い出せないまま
まばゆいほどの光の中で
ストロベリーのつぼみがほどける
今はまだ早すぎたのに
十二時を告げる鐘が鳴り響く
君を置き去りに走る壊れた馬車
探し出してあげる
灰の中の青い宝石
オウゴウルの音が止まる
約束の言葉の前に
幼い景色のまま
めぐりあうことができたら
傷つかずにすんだのにね
幼い日のお話では
君を助けに行く兵士が
その涙流させなかったから
階段を踏み外すよう
簡単に堕ちてゆくのに
何もできないまま毎日は過ぎる
砕けたガラスの靴で
流れ出した血は赤い実の香り
ささやかな反乱で君を守ろうとするくらい
君を愛してた
自分を呪おうとしたけど
いとおしすぎて
“for you...”
2004年3月4日 詩未来のどこかで会えるといいね
少し成長した僕と綺麗になった君で
あの頃の僕らは 知らないふりをしてた
永遠が無いことに 気付いてしまったね
まだ子供だった僕の 渡したおもちゃの指輪
守れない約束は 届かない祈りだけど
未来のどこかで会えるといいね
少し成長した僕と綺麗になった君で
鐘の音が響き 口づけをかわしたね
別々の道を行く そっと背を向けて
まだかっこ悪い僕の 強がりを嘲笑う
そんなロザリオは 持てないだろうけど
未来のどこかで会えるといいね
踏み固められた路地に 花は咲くから
好きだよ って言葉は消えていくけど
痛みも香水も落書きも まだここにあるから
未来のどこかで君を探してる いとしさから逃げないで
いくつもの戦争を数えた 両手よりも大きな木
少し成長した僕と綺麗になった君で
あの頃の僕らは 知らないふりをしてた
永遠が無いことに 気付いてしまったね
まだ子供だった僕の 渡したおもちゃの指輪
守れない約束は 届かない祈りだけど
未来のどこかで会えるといいね
少し成長した僕と綺麗になった君で
鐘の音が響き 口づけをかわしたね
別々の道を行く そっと背を向けて
まだかっこ悪い僕の 強がりを嘲笑う
そんなロザリオは 持てないだろうけど
未来のどこかで会えるといいね
踏み固められた路地に 花は咲くから
好きだよ って言葉は消えていくけど
痛みも香水も落書きも まだここにあるから
未来のどこかで君を探してる いとしさから逃げないで
いくつもの戦争を数えた 両手よりも大きな木
“RUN-A-WAY”
2004年2月24日 詩世界が終わる夢を見て
徒党を組んで歩いた僕たち
守りたいものも無い
神に祈ることも無い
破片と錆の匂いも幻想のよう
感じられる痛みだけがリアル
夢から覚めない僕は取り残されて
夢に脅えるひとりぼっちの君を知る
虚ろな街の片隅で
ココロはまだ眠っているよう
抱きしめたのには理由は無いけど
からだはあたたかくて
理由は無いけど
僕は君の手を取って走った
徒党を組んで歩いた僕たち
守りたいものも無い
神に祈ることも無い
破片と錆の匂いも幻想のよう
感じられる痛みだけがリアル
夢から覚めない僕は取り残されて
夢に脅えるひとりぼっちの君を知る
虚ろな街の片隅で
ココロはまだ眠っているよう
抱きしめたのには理由は無いけど
からだはあたたかくて
理由は無いけど
僕は君の手を取って走った
“小さな世界と無邪気と成長”
2004年2月23日 詩こんな小さな世界なのに
争いの声が聞こえる
水浸しにされた巣でもがいてるアリ
籠の中で鳴くのをやめたセミ
白雪姫のように眠りたくて
ラムネのように睡眠薬をかじった女の子
無邪気さは時として残酷だね
残酷さだけを指差す人たちは
善悪だとかモラルとか宗教とか押し付けて
無邪気なこころを洗っていく
純水にすこしずつ溶かしていくように
無邪気なこころは薄れていく
それが成長だよって
さもあたり前の顔をして言うんだ
腕の中の熊のぬいぐるみは爆発しない
花を摘もうとした少女の足が無くなることもない
成長した人たちの世界ではそれが常識じゃないんだって
命の重さも痛みも数字で数えちゃうんだって
無邪気さの罪に与えられた罰
その鈍く痛む傷を忘れようとするのが
成長というならしなくていい
その鈍く痛む傷に向き合っていくから
誰かの痛みも癒そうと思える
傷つけて傷ついた思い出があるから
それは愚かしいことだよって
目を細めながら言うから…
こんな小さな世界なのに
争いの声がやまない
争いの声が聞こえる
水浸しにされた巣でもがいてるアリ
籠の中で鳴くのをやめたセミ
白雪姫のように眠りたくて
ラムネのように睡眠薬をかじった女の子
無邪気さは時として残酷だね
残酷さだけを指差す人たちは
善悪だとかモラルとか宗教とか押し付けて
無邪気なこころを洗っていく
純水にすこしずつ溶かしていくように
無邪気なこころは薄れていく
それが成長だよって
さもあたり前の顔をして言うんだ
腕の中の熊のぬいぐるみは爆発しない
花を摘もうとした少女の足が無くなることもない
成長した人たちの世界ではそれが常識じゃないんだって
命の重さも痛みも数字で数えちゃうんだって
無邪気さの罪に与えられた罰
その鈍く痛む傷を忘れようとするのが
成長というならしなくていい
その鈍く痛む傷に向き合っていくから
誰かの痛みも癒そうと思える
傷つけて傷ついた思い出があるから
それは愚かしいことだよって
目を細めながら言うから…
こんな小さな世界なのに
争いの声がやまない
“トウメイノチカラ”
2004年2月22日 詩名前も知らない横文字の街で
貴方はいのちを壊している
引き金を引く指の震えは収まったかな
収まってしまった…かな
口笛が爆音で途切れた
頬に当たる飛び散った感触
目をそむけることしかできずに
もう片方の頬を差し出せなんて誰が言ったの
人を殺しちゃいけないなんて
言われなくてもわかってるつもりだった
私の代わりに貴方は引き金を引く
あれは人ではなくて敵だ
自分に言い聞かせるようにつぶやく
みんなで歌える歌はどこにも聞こえない
踏みにじられた赤い十字の旗
糧得るための野蛮なチカラ
誰が私を守ってくれるの?
強く 強く抱きしめられた記憶
モラルが壊れたって嘆けばいい?
始めからそんなチカラなんて無かったんだ
熱く脆い肉体からはじけた原初のチカラ
遠い世界で戦っている貴方の光になれるなら
私が貴方の私を守るから
薄い鉄の味を唾棄して
小さなナイフを手に取った
貴方はいのちを壊している
引き金を引く指の震えは収まったかな
収まってしまった…かな
口笛が爆音で途切れた
頬に当たる飛び散った感触
目をそむけることしかできずに
もう片方の頬を差し出せなんて誰が言ったの
人を殺しちゃいけないなんて
言われなくてもわかってるつもりだった
私の代わりに貴方は引き金を引く
あれは人ではなくて敵だ
自分に言い聞かせるようにつぶやく
みんなで歌える歌はどこにも聞こえない
踏みにじられた赤い十字の旗
糧得るための野蛮なチカラ
誰が私を守ってくれるの?
強く 強く抱きしめられた記憶
モラルが壊れたって嘆けばいい?
始めからそんなチカラなんて無かったんだ
熱く脆い肉体からはじけた原初のチカラ
遠い世界で戦っている貴方の光になれるなら
私が貴方の私を守るから
薄い鉄の味を唾棄して
小さなナイフを手に取った
“ハッピー・バースディ”
2004年2月21日 詩僕が汚しつづけた愛から 純粋無垢な天使が生まれる
泣き声さえも力強く
大人達の金とか権力に戦うための暴力をふるってた
きっとこじつけててただけなんだろう
いまだからわかるよ
大人になんてなりたくないと叫んでた 懇願してた
時間と経験は誰にも平等で わがままは許さなくて
同じ立場になって気付くよ
護るべきものを持つ強さがきっと世界で一番強いこと
もう 言わないよ
なんで生きているのだろうなんて
そして世界を呪うことも しないんだ
螺旋階段の頂上には何もなかったけど
広がる景色は美しくて
初めてのロウソクの光が灯るときは
いまよりもずっと優しくなれるだろう
眠るキミを抱いて 僕達の天使をそっと撫でて
…ありがとう
happy birthday for my litle angel!
泣き声さえも力強く
大人達の金とか権力に戦うための暴力をふるってた
きっとこじつけててただけなんだろう
いまだからわかるよ
大人になんてなりたくないと叫んでた 懇願してた
時間と経験は誰にも平等で わがままは許さなくて
同じ立場になって気付くよ
護るべきものを持つ強さがきっと世界で一番強いこと
もう 言わないよ
なんで生きているのだろうなんて
そして世界を呪うことも しないんだ
螺旋階段の頂上には何もなかったけど
広がる景色は美しくて
初めてのロウソクの光が灯るときは
いまよりもずっと優しくなれるだろう
眠るキミを抱いて 僕達の天使をそっと撫でて
…ありがとう
happy birthday for my litle angel!
天使になるのは簡単だね
堕落していくよりも
捧げても無くなるだけだから…
君のまっすぐな眼差しとかけてくれた言葉は
輝きすぎて絶望してしまいそう
遊び場だった温室はバラの香の楽園
揺らぐこと無い景色なのに
なぜか奪われた気がする
その棘さえも大切だったみたい
どうして生きているの?
あの時つぶやいた言葉
気付かなければ良かったのにね
こころに開いてしまった傷は
ナイフで塞ぐしかないなのかな
止まない痛みで足りてしまったような
最期まで君の手を握っているから
新世紀を迎えた朝の
冗談とも本気ともつかない君の言葉
この手を離さないで
きっと生きている理由だから
辛くても苦しくても消えてしまいたくても
ずっと居て欲しい理由だから
君が、私に。
堕落していくよりも
捧げても無くなるだけだから…
君のまっすぐな眼差しとかけてくれた言葉は
輝きすぎて絶望してしまいそう
遊び場だった温室はバラの香の楽園
揺らぐこと無い景色なのに
なぜか奪われた気がする
その棘さえも大切だったみたい
どうして生きているの?
あの時つぶやいた言葉
気付かなければ良かったのにね
こころに開いてしまった傷は
ナイフで塞ぐしかないなのかな
止まない痛みで足りてしまったような
最期まで君の手を握っているから
新世紀を迎えた朝の
冗談とも本気ともつかない君の言葉
この手を離さないで
きっと生きている理由だから
辛くても苦しくても消えてしまいたくても
ずっと居て欲しい理由だから
君が、私に。
“浮遊の時感 -Winter time-”
2004年2月19日 詩手を伸ばしても光には届かなくて
かじかむ指先は君の手が包んだ
冷たいねという唇をふさいだ
君の輪郭が遅れた光で色づいた
からだを侵してくる冷気は
絶望的な悲しさに似て
君を抱きしめていたいんだ
無くしたものを見つけたように
やっと家に帰りついた子供のように
どこにもあるわけでなくて
個々にしかなかった
絶望の匂いの安らぎ でも
生きているんだね
君が呟いた祈りは僕にも届かなくて
白い吐息は結晶になって砕けた
静けさに取り残されていた
まるで二人だけの世界だった
君の震えが伝染して震える僕に
感じてしまう脅えが触れて
強く強く抱きしめたんだ
怖いくらい平和で過ごしてた
何も 何もかもからっぽだった
痛みをしって大人になるように
君にしかなかった
ひとときだけのの安らぎ でも
だから 生きていけるんだね
かじかむ指先は君の手が包んだ
冷たいねという唇をふさいだ
君の輪郭が遅れた光で色づいた
からだを侵してくる冷気は
絶望的な悲しさに似て
君を抱きしめていたいんだ
無くしたものを見つけたように
やっと家に帰りついた子供のように
どこにもあるわけでなくて
個々にしかなかった
絶望の匂いの安らぎ でも
生きているんだね
君が呟いた祈りは僕にも届かなくて
白い吐息は結晶になって砕けた
静けさに取り残されていた
まるで二人だけの世界だった
君の震えが伝染して震える僕に
感じてしまう脅えが触れて
強く強く抱きしめたんだ
怖いくらい平和で過ごしてた
何も 何もかもからっぽだった
痛みをしって大人になるように
君にしかなかった
ひとときだけのの安らぎ でも
だから 生きていけるんだね