別に美味しい物じゃなくても生きてゆける。
生殖が付随しなくても快楽は伴う。
睡眠は欲しても行為中は意識が無くて。

それが目的なら他の全ては意味を持たないんだ。

もう、振りかえれないよ。まるで一定時間で崩れる足場。

 薄く、薄く溶かしたラベンダーの香。

だから目的だって思いこんでいる、依存、執着。

 休墾田で一面に咲き誇る蓮華。

ああ、そうだ、望んでるんじゃない、奪って欲しいんだ。

 眠れずに泣いた夜。

届かない想い。途切れた想い。どこにいくんだろう。
全て集めたら世界を変えられたり、する?

 闇の輪郭をなぞり続ける粒子。

僕は
…ごめんなさい
君は
…ありがとう

傷つけられるのも、傷つくのも、だったら、僕。
それは自分よりも痛くて、痛くて。
悲しいループはもうやめよ?

いつか、緩やかにほどける。
だから、その時まで。

 手を繋いで歩いた草原。
 どこにも繋がってない。どこまでも果てが無い。

それでも日差しはあったかくて。

 透き通った肌寒い空気。

でも、日差しはあったかくて。
 
 
  
P.S. 最近のお気に入り 一輪の花/HIGH and MIGHTY COLOR
   次点 Revolve/UVERworld(カップリングの方ね)
テレビの中では今日も殺し合いをしてる
写真週刊誌ではキミと同じ歳の少女が…部品になってた
そんな痛みに涙できるのは 君に置き換えているから
僕には あまりに遠い出来事だから

僕の発展途上の強さでは目に映る人しか守れなくて
きっと世界の半分が消し飛んでしまっても
キミと僕がいるこの場所が無事なら 笑えるんだろう
手をつないで歩いてるんだろう

「赤ずきんちゃん」の残酷さが胸に響く歳になったけど
兵士に乱暴された少女が宿した新しい命に
希望だよ って叫んでる
僕は知らないフリをしてる そんなコトがあるなんて

僕ら生まれる前 あのヒロシマのヒカリは
まるで神の光みたいだったんだって
神様はやっぱり僕たちを滅ぼしたいのかな
ちょっと自分勝手すぎたのかな

でも そんな焼け野原からまた新しい町ができて
夜になると星空みたいな光をともしてる
その分自然は汚れていくのかもしれないけど
綺麗だなって思うよ 生きていく人の強さは

僕には何かを変えていく力なんて無いし
そんな力が欲しいとも思わないから
どんな辛いコト、苦しいコトを知っても
目の前の事を見つめて 生きていこう
知らないフリをしてるんじゃなくて
その痛みを心に刻んで

キミをそっとと抱きしめると
健やかな若草のにおいがする
僕は何もできないかもしれないけど
大丈夫…ってつぶやいた

耳を澄ますと 遠い世界から聞こえるうぶ声
君を壊した…

6月の憂鬱な雨に 濃い緑色の若葉が濡れて光る
息を吸い込むと 汚染されていない柔らかな空気が肺を満たす
君の睫毛についた雨粒が水晶のように光る 綺麗
瞳を閉じた君は憂いを帯びて 僕の胸を締めつける

リーン…

乾いていて澄んだ響き グラスが砕けたときのような
君が壊れたときの音 胸の中で繰り返されてる
目を開かない君はまるで眠っているようで 綺麗
雨が僕の頬を打ち涙と混じり 僕は緩やかに覚醒する

ふぅ…

息を吐く僕の体は その溜息のように輪郭を失う
糸の切れたビーズの輪のように 秩序を失い散らばっていく
理由を亡くした僕の当然の結果だね ひとり呟く
それで、いいの? 再考を促す声が…

誰?
私は貴方の中の私、貴方の心に残っていた…
どうして僕を止めるの?
貴方を無くしてしまいたくないから…
そんなのおれの勝手だろ!
それが私の悲しさなのに貴方は分かってくれないの…?

ドウシテ生キテイルノ?
目の前に広がる白日夢 幼い頃にみていた景色
蓮華を一面にさかせる休耕田 暗くなるまで遊んでいて
生きてる理由なんて考えもしないで…
そして見失い 君に出会った
“君を護るから”

でも君を壊した…
どうして?
理由なんてない…君に話せる理由なんて
違うの、どうしてそんなに自分を責めるの?

「優しすぎるね…」答えじゃなく吐き出した 僕が作り出した君だからかな
「そんなことないよ」見透かして悲しそうに答える

どこまで君が慰めてくれても君を壊した事実は消えない
だから僕に残された道など有る訳ない 激しい稲光が僕と君を照らす
重なるような小さな君の声 私は貴方に壊されることを望んでいたもの

“貴方が好きだから”

僕も…と途中で言葉を飲み込む 
もうそんな資格は無い 黙る僕に君は続ける

自分を捧げたウサギのように…そこまでいうと自虐的すぎるけど
貴方に壊されたから貴方の心に触れることができたもの

君の意識と僕の意識はゆっくりと一つになる
不安、悲しみ、冷たさを柔らかく包むように
森の中ではいくつもの命が尽き いくつもの命が再生する
無限の生命の繋がりは決してほどける事はなくて
高い木の上で鳥が 雨で飛べない翼を休めてる
知らなかった律動が僕の中で溢れ出す

起きてよ まだ意識の無い君を抱き寄せる
目覚めてもいいの? 力強く頷いて 君に口づけた

“おはよう”

深く暗い森の中に君の声が木霊した
雨は上がり 眩しいほどの木漏れ日が君と僕を照らした
ドラマや漫画みたいに上手くはいかないね
二人の恋愛はあまりに不器用すぎて

君を 守りたいと壊したいが 僕の中に同居してる
無邪気に笑われるたびに 痛む
顔を歪めれば笑顔になる 形だけの
何もかも違うね

いつも いつでも 君を失うことに怯えている
ふとした仕草が少し違うだけで 不安
信じたいのに信じられないのは 弱さ
僕の、弱さ、だね

恋人たちは 友達とは違って
抱き合うだけで言葉なんて要らない なんて聞いた
言葉は吐き出すことすら 怖くて

君と居ることが苦しさになっているのに
それでも側に居て欲しくて
忘れたくて……

聖書のページが破れていた
丸まって白い翼になった

ドラマや漫画ならきっとハッピーエンドだね
僕たちの…現実は残酷すぎて

“それでも わたしは あなたが すき”

そっと抱きしめたね 
言葉は無くて 心は亡くて
でも ずっと抱きしめたね
冬色の森の中では 今も死の匂いが香り
かすかに届く木漏れ日に 頬を照らされた少女は
まぶしそうに瞳を 無くした片手で遮るように
溜め息は形を持たず 虚ろに微笑んで

抱きとめようと伸ばした手を 愛と思い込んでいた
ゆだねられた体を 抱きしめてから気付く
瞬間の想いは 強すぎた憐憫
引き金を引こう 「楽にしてあげるから…」

冬色の森は消える 死の匂いだけ残して
新しい息吹が うごめくように見える
ベットに横たわると 浮かんでくる情景
つつまれるぬくもり つめたいままのこころ

伸びきった白い肢体 なぐさみものにする欲望
溶けていきたくても 力だけの暴走
雪が降る夜には 寝る前につぶやく
誰にも 自分にも届かない 「ごめんね…」

“Marchen”

2004年3月10日
汚れない少女が体を売りに出かける
草原を裸足で駆ける少年の匂い
思い出せないまま
まばゆいほどの光の中で
ストロベリーのつぼみがほどける
今はまだ早すぎたのに

十二時を告げる鐘が鳴り響く
君を置き去りに走る壊れた馬車
探し出してあげる
灰の中の青い宝石
オウゴウルの音が止まる
約束の言葉の前に

幼い景色のまま
めぐりあうことができたら
傷つかずにすんだのにね
幼い日のお話では
君を助けに行く兵士が
その涙流させなかったから

階段を踏み外すよう
簡単に堕ちてゆくのに
何もできないまま毎日は過ぎる
砕けたガラスの靴で
流れ出した血は赤い実の香り

ささやかな反乱で君を守ろうとするくらい
君を愛してた
自分を呪おうとしたけど
いとおしすぎて

“for you...”

2004年3月4日
未来のどこかで会えるといいね
少し成長した僕と綺麗になった君で

あの頃の僕らは 知らないふりをしてた
永遠が無いことに 気付いてしまったね

まだ子供だった僕の 渡したおもちゃの指輪
守れない約束は 届かない祈りだけど

未来のどこかで会えるといいね
少し成長した僕と綺麗になった君で

鐘の音が響き 口づけをかわしたね
別々の道を行く そっと背を向けて

まだかっこ悪い僕の 強がりを嘲笑う
そんなロザリオは 持てないだろうけど

未来のどこかで会えるといいね
踏み固められた路地に 花は咲くから

好きだよ って言葉は消えていくけど 
痛みも香水も落書きも まだここにあるから

未来のどこかで君を探してる いとしさから逃げないで
いくつもの戦争を数えた 両手よりも大きな木

“RUN-A-WAY”

2004年2月24日
世界が終わる夢を見て
徒党を組んで歩いた僕たち

守りたいものも無い
神に祈ることも無い

破片と錆の匂いも幻想のよう
感じられる痛みだけがリアル

夢から覚めない僕は取り残されて
夢に脅えるひとりぼっちの君を知る
虚ろな街の片隅で

ココロはまだ眠っているよう
抱きしめたのには理由は無いけど
からだはあたたかくて

理由は無いけど
僕は君の手を取って走った
こんな小さな世界なのに
争いの声が聞こえる

水浸しにされた巣でもがいてるアリ
籠の中で鳴くのをやめたセミ
白雪姫のように眠りたくて
ラムネのように睡眠薬をかじった女の子
無邪気さは時として残酷だね

残酷さだけを指差す人たちは
善悪だとかモラルとか宗教とか押し付けて
無邪気なこころを洗っていく
純水にすこしずつ溶かしていくように
無邪気なこころは薄れていく

それが成長だよって
さもあたり前の顔をして言うんだ

腕の中の熊のぬいぐるみは爆発しない
花を摘もうとした少女の足が無くなることもない
成長した人たちの世界ではそれが常識じゃないんだって
命の重さも痛みも数字で数えちゃうんだって

無邪気さの罪に与えられた罰
その鈍く痛む傷を忘れようとするのが
成長というならしなくていい
その鈍く痛む傷に向き合っていくから
誰かの痛みも癒そうと思える
傷つけて傷ついた思い出があるから

それは愚かしいことだよって
目を細めながら言うから…

こんな小さな世界なのに
争いの声がやまない
名前も知らない横文字の街で
貴方はいのちを壊している
引き金を引く指の震えは収まったかな
収まってしまった…かな

口笛が爆音で途切れた
頬に当たる飛び散った感触
目をそむけることしかできずに

もう片方の頬を差し出せなんて誰が言ったの
人を殺しちゃいけないなんて
言われなくてもわかってるつもりだった
私の代わりに貴方は引き金を引く
あれは人ではなくて敵だ
自分に言い聞かせるようにつぶやく

みんなで歌える歌はどこにも聞こえない
踏みにじられた赤い十字の旗
糧得るための野蛮なチカラ
誰が私を守ってくれるの?
強く 強く抱きしめられた記憶

モラルが壊れたって嘆けばいい?
始めからそんなチカラなんて無かったんだ
熱く脆い肉体からはじけた原初のチカラ
遠い世界で戦っている貴方の光になれるなら
私が貴方の私を守るから
薄い鉄の味を唾棄して
小さなナイフを手に取った
僕が汚しつづけた愛から 純粋無垢な天使が生まれる
泣き声さえも力強く

大人達の金とか権力に戦うための暴力をふるってた
きっとこじつけててただけなんだろう
いまだからわかるよ

大人になんてなりたくないと叫んでた 懇願してた
時間と経験は誰にも平等で わがままは許さなくて

同じ立場になって気付くよ
護るべきものを持つ強さがきっと世界で一番強いこと

もう 言わないよ
なんで生きているのだろうなんて
そして世界を呪うことも しないんだ

螺旋階段の頂上には何もなかったけど
広がる景色は美しくて

初めてのロウソクの光が灯るときは
いまよりもずっと優しくなれるだろう

眠るキミを抱いて 僕達の天使をそっと撫でて

…ありがとう

happy birthday for my litle angel!

“君が、私に…”

2004年2月20日
天使になるのは簡単だね
堕落していくよりも
捧げても無くなるだけだから…

君のまっすぐな眼差しとかけてくれた言葉は
輝きすぎて絶望してしまいそう

遊び場だった温室はバラの香の楽園
揺らぐこと無い景色なのに
なぜか奪われた気がする
その棘さえも大切だったみたい

どうして生きているの?
あの時つぶやいた言葉
気付かなければ良かったのにね

こころに開いてしまった傷は
ナイフで塞ぐしかないなのかな
止まない痛みで足りてしまったような

最期まで君の手を握っているから
新世紀を迎えた朝の
冗談とも本気ともつかない君の言葉

この手を離さないで
きっと生きている理由だから

辛くても苦しくても消えてしまいたくても
ずっと居て欲しい理由だから

君が、私に。
手を伸ばしても光には届かなくて 
かじかむ指先は君の手が包んだ

冷たいねという唇をふさいだ
君の輪郭が遅れた光で色づいた

からだを侵してくる冷気は
絶望的な悲しさに似て
君を抱きしめていたいんだ

無くしたものを見つけたように
やっと家に帰りついた子供のように

どこにもあるわけでなくて
個々にしかなかった
絶望の匂いの安らぎ でも
生きているんだね

君が呟いた祈りは僕にも届かなくて
白い吐息は結晶になって砕けた

静けさに取り残されていた
まるで二人だけの世界だった

君の震えが伝染して震える僕に
感じてしまう脅えが触れて
強く強く抱きしめたんだ

怖いくらい平和で過ごしてた
何も 何もかもからっぽだった

痛みをしって大人になるように
君にしかなかった
ひとときだけのの安らぎ でも
だから 生きていけるんだね

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索