街角ファッションチェック
2006年9月30日 女の子「突然ですが!! さて、はじまりました! 街角(脳内)ファッションチェック!!
実況はわたくし水上たゆむでお送りします!
今日は解説としてゲストにジャングル尊氏(グル)さんにお越しいただいてます!」
『どもー。都会のオアシス、淫靡な密林ことジャングル・グルでぇーーす
親しみと蔑みをこめて「ぐるぐる」って呼んでねぇ!!』
「さて、さっそく一人目ですがちょうどあそこにいる人でいってみしょうか!」
『あ、これはひどいなぁ』
「えーっと名前はなとささん、いちおう彼女はいるそうです」
『え、マジ?』
「あーこのメモによるとそうらしいですよ、ツクリかもしれないですけどねー」
『女と接してるヤツってのはもっとまともな格好してるもんなんだよ。まず髪型だけど…ワックスもジェルも付けてないまさに100%の無造作ヘアー、これはしびれまくりだな』
「ですねぇ。自然乾燥の賜物なんでしょうか? 寝たからではなさそうな寝癖みたいな感じがまたまた。あ、髭もそってないみたいですね」
『そうだなぁ…長さから見れば昨日は剃ったのだろうけど、毎日髭くらいそれって感じだよな。まぁそれは置いといて服いくか』
「と言いましても…どこからいきましょうか」
『上はレノマのラガーシャツ? 黒字に白のラインか。ラインが細いからまぁマシなんだろうけど素直にTシャツでも着てろって感じだよな』
「そうですねー。下もボブソンの黒のジーンズ。真っ黒ですねー。今日び、暗殺者だってもっとましな格好してますよね」
『そうそう、つーかオタクだってもっとキチンと自己主張した格好してるんじゃねーの? ニートもびっくりだーっつーの。え、なんかワラビーもどきみたいな靴も黒じゃん』
「靴はノーブランドみたいですね、あ、本人によれば1500円だそうです」
『ブランド…? まぁいいか。ていうか何、近頃じゃ1500円で靴なんて売ってるの? おいおい、これはカルチャーショックだな』
「ですねー、私も靴って最低5ケタだと思ってましたよ。身だしなみは足元からなんて言いますしね」
『あーもうこいつ解説するだけ無駄だよ。つーかよくこんなんで街歩けるな。ほら、次だ次』
「わかりました、じゃぁ次いっちゃいますね」
「えーっと2人目はA子さん。なとささんが電車でたまたま見かけた子だそうです」
『お、この髪いいね』
「え、そうですか? 私にはよく分からないんですが」
『まず、セミロンじゃねーかセミロン。セミロンは高得点って昔から決まってるんだよ! それに髪の色を良く見ろ』
「うーん、黒? わずかに茶色? なんかちょっとぱっとしないようにしか見えませんが」
『おーい、お前ホントよく見ろよ。あれは一度ブリーチしたやつ黒く戻してるんだよ』
「ああ、なるほど。だったら綺麗にもどってないだけ減点なんじゃないですか?」
『うわ、おまえホントわかってねーよ。真っ黒だったらわからねーだろ』
「なにがですか?」
『あれはな、私ちゃんとおしゃれもしてたんですけどTPOを弁えて時にはちゃんと黒く戻しますって意思表示なんだよ。そろそろ受験シーズンだしな。超いいじゃん』
「えー、仰る事がよく分かんないんですけどグルさん、女の子には点数甘くないですか?」
『お前にはその良さがわかんないんだな。じゃぁもういいから服見ろよ』
「…制服ですね」
『そう、制服。セーラー服。つまり合格』
「え、えーと…指定だろうから本人にはどうもできないかもしれませんけど、ずいぶんと普通の制服じゃないですか?」
『あーお前またわかってねーよ! 派手で奇天烈、装飾過多な制服なんて現実には出てこねーんだよ。つーかもはや原点。一周回ってシンプルな制服が一番いいの!』
「へー、そういうもんなんですが。さすがグルさん、勉強になります」
『それにお前、セーラー服の場合靴下はセットだ。ちゃんと見たのか?』
「紺のハイソですね。女子高生ってみんなルーズソックスかと思ってました」
『…いつの話だよ。ルーズもまぁいいんだけど…暑いとな、ルーズソックスを脱がさないで、って言葉があったくらいだ。ていうかやっぱお前見方が甘いよ。ソックスってワンポイント、刺繍あるだろ? それもセットだ』
「あ、はいはい、…ウサギですね。ってプレイボーイじゃないですか」
『そう、プレイボーイ。ともすれば落ち着いて見えてしまう紺のハイソの齎す印象を裏切るギャップ! これは超高得点だよ! お前がいうルーズが流行った頃全員が全員バーバリーのセーター着てる中プレイボーイの着てる子とかマジ感動だったしーー!!』
「は、はぁ…」
『おいおい、ずいぶんやる気ねーな、おし、ちょっとこの子の顔アップで出してよ』
「え、それってもうファッションチェックじゃないじゃないですか」
『……』
「……」
『…そうだな、ファッションチェックに顔は関係ないな』
「…そうですね。ではこの辺でおひらきとなります。また来週〜」
『(ボソッ)もう来ねえよ』
はーい、本番終了です、おつかれさまでしたー。
『おい、そこのスタッフ! ふざけんなよ! ちゃんとモデ…』
実況はわたくし水上たゆむでお送りします!
今日は解説としてゲストにジャングル尊氏(グル)さんにお越しいただいてます!」
『どもー。都会のオアシス、淫靡な密林ことジャングル・グルでぇーーす
親しみと蔑みをこめて「ぐるぐる」って呼んでねぇ!!』
「さて、さっそく一人目ですがちょうどあそこにいる人でいってみしょうか!」
『あ、これはひどいなぁ』
「えーっと名前はなとささん、いちおう彼女はいるそうです」
『え、マジ?』
「あーこのメモによるとそうらしいですよ、ツクリかもしれないですけどねー」
『女と接してるヤツってのはもっとまともな格好してるもんなんだよ。まず髪型だけど…ワックスもジェルも付けてないまさに100%の無造作ヘアー、これはしびれまくりだな』
「ですねぇ。自然乾燥の賜物なんでしょうか? 寝たからではなさそうな寝癖みたいな感じがまたまた。あ、髭もそってないみたいですね」
『そうだなぁ…長さから見れば昨日は剃ったのだろうけど、毎日髭くらいそれって感じだよな。まぁそれは置いといて服いくか』
「と言いましても…どこからいきましょうか」
『上はレノマのラガーシャツ? 黒字に白のラインか。ラインが細いからまぁマシなんだろうけど素直にTシャツでも着てろって感じだよな』
「そうですねー。下もボブソンの黒のジーンズ。真っ黒ですねー。今日び、暗殺者だってもっとましな格好してますよね」
『そうそう、つーかオタクだってもっとキチンと自己主張した格好してるんじゃねーの? ニートもびっくりだーっつーの。え、なんかワラビーもどきみたいな靴も黒じゃん』
「靴はノーブランドみたいですね、あ、本人によれば1500円だそうです」
『ブランド…? まぁいいか。ていうか何、近頃じゃ1500円で靴なんて売ってるの? おいおい、これはカルチャーショックだな』
「ですねー、私も靴って最低5ケタだと思ってましたよ。身だしなみは足元からなんて言いますしね」
『あーもうこいつ解説するだけ無駄だよ。つーかよくこんなんで街歩けるな。ほら、次だ次』
「わかりました、じゃぁ次いっちゃいますね」
「えーっと2人目はA子さん。なとささんが電車でたまたま見かけた子だそうです」
『お、この髪いいね』
「え、そうですか? 私にはよく分からないんですが」
『まず、セミロンじゃねーかセミロン。セミロンは高得点って昔から決まってるんだよ! それに髪の色を良く見ろ』
「うーん、黒? わずかに茶色? なんかちょっとぱっとしないようにしか見えませんが」
『おーい、お前ホントよく見ろよ。あれは一度ブリーチしたやつ黒く戻してるんだよ』
「ああ、なるほど。だったら綺麗にもどってないだけ減点なんじゃないですか?」
『うわ、おまえホントわかってねーよ。真っ黒だったらわからねーだろ』
「なにがですか?」
『あれはな、私ちゃんとおしゃれもしてたんですけどTPOを弁えて時にはちゃんと黒く戻しますって意思表示なんだよ。そろそろ受験シーズンだしな。超いいじゃん』
「えー、仰る事がよく分かんないんですけどグルさん、女の子には点数甘くないですか?」
『お前にはその良さがわかんないんだな。じゃぁもういいから服見ろよ』
「…制服ですね」
『そう、制服。セーラー服。つまり合格』
「え、えーと…指定だろうから本人にはどうもできないかもしれませんけど、ずいぶんと普通の制服じゃないですか?」
『あーお前またわかってねーよ! 派手で奇天烈、装飾過多な制服なんて現実には出てこねーんだよ。つーかもはや原点。一周回ってシンプルな制服が一番いいの!』
「へー、そういうもんなんですが。さすがグルさん、勉強になります」
『それにお前、セーラー服の場合靴下はセットだ。ちゃんと見たのか?』
「紺のハイソですね。女子高生ってみんなルーズソックスかと思ってました」
『…いつの話だよ。ルーズもまぁいいんだけど…暑いとな、ルーズソックスを脱がさないで、って言葉があったくらいだ。ていうかやっぱお前見方が甘いよ。ソックスってワンポイント、刺繍あるだろ? それもセットだ』
「あ、はいはい、…ウサギですね。ってプレイボーイじゃないですか」
『そう、プレイボーイ。ともすれば落ち着いて見えてしまう紺のハイソの齎す印象を裏切るギャップ! これは超高得点だよ! お前がいうルーズが流行った頃全員が全員バーバリーのセーター着てる中プレイボーイの着てる子とかマジ感動だったしーー!!』
「は、はぁ…」
『おいおい、ずいぶんやる気ねーな、おし、ちょっとこの子の顔アップで出してよ』
「え、それってもうファッションチェックじゃないじゃないですか」
『……』
「……」
『…そうだな、ファッションチェックに顔は関係ないな』
「…そうですね。ではこの辺でおひらきとなります。また来週〜」
『(ボソッ)もう来ねえよ』
はーい、本番終了です、おつかれさまでしたー。
『おい、そこのスタッフ! ふざけんなよ! ちゃんとモデ…』
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