はにはに

2006年9月25日 ゲーム
(ネタバレ込み)

一定周期変更の法則に基づいてしばらくゲームレビューにしようかな。

ええ、18禁ゲームですがなにか?

「月は東に日は西に」やりました。

PS2版だと新キャラ2人+追加エンドあるらしいのですが
もちろんパソコン版ですよ。

なにせウチの貰いもんテレビは84年製、ビデオ端子ありませんから!

映画とかレンタルするにしても
ノーパソでDVDは見れるんだけどVHSは無理という
文明人なのか未開人なのか分からないような生活を送ってます。

食わず嫌いなら直したほうがいいのかなって感じで
学園ものをやってみたわけですが…

「なおくん、起きなくていいの?」

缶チューハイ噴いた。

「じゃあ、わたしのことも『ほなみん』って呼んでいいよ」

こんどは麦茶噴いた。

こっ これはっ

「分かってないなぁ、名前ってのは呪文の一種なんだよ。名字で呼ぶと魔法が発動して、あたしと耕太君の距離は友達未満にしかなりえない。わかる?」
(僕らはどこにも開かない)

イッツファンタジックぅぅぅぅ

いや、けっこう面白かったんだけどね。

一番感心したのはお約束のようにヒロイン出まくりなのに
怪しいオーラあんま無くて普通に友達っぽく接してたってこと。

ヒロイン全員が主人公と話すと表情差分で頬が赤くなるなんてことが
ほとんど無かったような気がします。

そうそう、それだよねー。リアでもさー。
でもリアの場合だと当事者の意思以外に周りの影響もあるしなー。
まぁそれはいっか。

だからゲーム上誰かを選ぶわけですが
シナリオ分岐が付き合うようになる前の過程から書かれているので
みんなが主人公に惚れててウザっみたいなのは無くてすみました。
(まぁそれが好きな人もいるんだろうけどね)

当然ながら誰かを選んだら
選ばれなかった子が傷つくなんてのも…あまり…ありません。
まぁちょこっとあったんですが。

幼馴染で毎朝起こしに来てて顔もプロポーションも良く
性格も悪からず頭も学年1ケタ運動もかなりで料理も上手っていう
すさまじい設定のキャラがいて

これは他のキャラが入る隙間はあるんですか? とか思ってたけど
付き合う前の段階では別にオーラ出てないから
他のキャラの余地もあったし。

ストーリーは後半の分岐点からは各個別シナリオ、
分岐以前もイベント(運動会とかね)は共通パートだけど
昼休みや放課後などそれ以外はほぼ各キャラ対応でシーンがあったので
何度も同じシーンってのはそんなに感じないですみました。
まぁ既読スキップ全開でしたけどね。

気になったのは
〜のほう っていう表現をちょっと使いすぎかなと。
まぁいいのかな。こういうのじゃ。

分岐に入ってからは付き合う事になるのですが
シーンが告白してからしばらくしてから!
そうそう、告白して攻略したらすぐシーンでエンディングとかいらねーんだよ。
シーンもどことなく慣れてない感が溢れてて
微妙なほのぼの感がよくできてる。

…そのままの勢いで終わっても良かったんだと思う。
言うならば起承転結の転がなくてもね。
まったりしすぎなてらいはあるけどそういうのだっていいんじゃない?

だって…

いきなりSF!!!

おいーこれはないだろ。
そりゃ俺もマブラヴでもアフターエピソード(サプリのね)好きだったし
なにか有った方がいいかもってのは間違いじゃないと思うけど。
いや、マブラヴ自体そうだったし、
その事象も作りこんであればいいんだけどさ。
設定が甘くて、各シナリオでの相関関係もぐちゃぐちゃ。
全てのシナリオをまとめて転じる為に共通のモノを引っ張ってきたって感じ。

それでも頑張ってたのが
何がなんでもハッピーエンドだ! みたいな姿勢。

全体的にほんとまったりしてていいゲームじゃないかなとは思いました。
んーやっぱ俺はあまり趣味ではないけど
某さんには向いてるんだろうな、こういうの。

以下各キャラごとについて(全体についても言ってるけど)。
ちなみにクリア順。

保奈美
お祭りのイベントがあるんだけど
保奈美では毎年一緒に行ってる事になってるのに
他のキャラでの話はそんな事ないってなってて
あぁ、そういえば語ってない過去の部分でいくらでも変えられちゃうけどよくここまで徹底してるなって感心した。
SF入ってからがぶっとびすぎて最後もいきなり結婚って…

美琴
あーなんかあんま印象に残ってないな。
SF編で美琴が祐介と直樹で揺れるのかと思いきやそんな事も無かったし。
ほんと徹底的に痛いのさけてるね。このゲーム。
まぁ日常編はそこそこ面白いからいいか。
日常編だけで見ればマブラヴ(エクストラ)より良かったと思うよ。

茉理
ちひろとの三角関係がありますがかなりソフト目で
痛いのは回避されていると言えるかな。
SF編は設定はぶっとばしてますが
徐々に元気を無くしていく茉理の様子は繰り返し書かれていくので
そこはけっこういいと思います。
ただ、明らかに無理そうで
でもこれで死んだらただありえないだけだよなってトコロで…
まぁそのままよりは良かったけど…
いちおエンドロールの場所も考えてるとは思うけど…

ちひろ
いつもは女の子してるキャラ好きなんですが
このゲームでは微妙にウザく感じました。
んー日常生活に近い世界じゃ
女の子してるって許されないのかもしれないですね。
主人公との初期位置が遠いからだろうとは思うけど。
最後のお別れにしろなんか確定で帰ってきそうなの丸出しだし
ちょっとなぁ。


やたら教員と生徒は…って話が出てくるのが
ビミョーなリアリティを演出してる感じが。
でもさー 養護教諭って授業できないよね?
保健体育も体育の先生じゃない? 思ってたら
平成7年に法改正されてました。知らなかった…。
まぁそれは置いといて…
このどんでんがえしはありえなすぎでしょ。
そもそも返すものもけっこう有りえなかったんだけど。
ほんと無理に転じなくても良かったと思うんだけど…。

恭子
この設定で未経験とかどうかと…
未経験だって書けばOKとかいう問題じゃないと思うけどね。
SFも直樹が感染してからいきなり頑張るみたいなのが
分からなくはないんだけどビミョーすぎ。
設定相関が崩れてる象徴として
この編では祐介と直樹がただ似てる存在ってだけで終了。
うーむ。

振り返ってもオワリに近づくにつれつまらなくなっていった感じが。

付き合っても終わりじゃないんだっていうように話が作られていて
そこは好感が持てるんだけど無理やりっぽいSFはやっぱ駄目っしょ。

始めのの方は良かっただけにちょっと残念だなって感じでした。

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