ダ・ヴィンチ・コード
2006年5月30日 読書
マスコミ上映では随所で失笑が漏れ、上映後に拍手ゼロ。
一般試写ではスタンディングオベーション
が起きる盛り上がりぶり。
話題のダヴィンチ・コードですがどうなんですかね。
まぁ…自分はあまり興味ないんですが。
キリストとかどうでもいいし。
なんて思ってたんですが
文庫版3冊を知人が薦めてきて貸してくれたので
読んでしまいました。(以下ネタバレを多少含みます)
こう話題になってから慌てて読むとかミーハー(死語)みたいで
嫌なんですけどね〜 話題になりかけの時に読まないと。
なんて、くだらないこと言ってますけど。
結論として
面白かったです。
ジャンルはやっぱりこれミステリになるんでしょうか。
いや、犯人がどうだとかそういう話はどうでもいいんです。
(といったら知人には頭おかしいんじゃないのって言われたけど)
だって…犯人って…あーもう最近のミステリだ!って感じ。
ついでに言えば終わり方も微妙だったんですけど。
本書のような聖杯解釈は1980年代頃にブームになったそうなのですが
自分…そのくらいに産まれてるからね。
全く知らなかった。
それは伝えられるほど価値の無い事なのか
あるいは黙殺でもされてしまったのか。
宗教ってそこそこ自由であるべきだと思うけど
イスラム教とかこの本に出てくるオプス・デイとかって
良い悪いは抜きにしてもその狂信ぶりには嫌悪感を抱いてしまうわけじゃん。
キリスト教はそこそこ寛容であるんだろうけど
それでもどこからが狂信なのかって感じはあるよね。
欧米の宗教も批判されるべき物であるっていう考え方は正にその通りだと思う。
3世紀の教えを現代の信者にあてはめることはできない。
今日の社会で実行する掟ではないんだよ。
って作中でも述べられているけど。
(米国は中国に比べてマシなだけで仲良くするならホントはEUの方がいいのにと
最近ふと思ったけど多分むこうは山猿なんて相手にしないんだろうね)
実際の事実がどんな物であろうが信仰する人に取ってはどうでもいいんだろうし
その人がどう思うが勝手ではあると思うけど
それが事実を捻じ曲げているんだとしたら
やっぱりそこは指摘されてしかるべきだよね。
この本の事を鵜呑みにしてるわけじゃないけど
聖書に乗ってる以外にも福音書があるっていうのは
言われてみれば当然だよね。全然そんな話聞いた事ないし。
というか死海文書って福音書だったんだね。
最近ユダの福音書が発見されたってニュースになったけど
その内容も大きくは知らされていない。
それが信仰の力だとするとやっぱりちょっと怖いなとは思う。
宗教って規範性の塊だと思ってたんだけど
初めはそんな事無かったのかもしれないね。
このようにした方がいいっていう助言のようなものだったんでしょう。
それを統治に結びつけたっていうのはイエスのした事自体ではないか。
イエスの実在っていうのはほぼ間違いないらしいんだけど
宗教の中のイエスと実在のイエスっていうのは実像と虚像だよね。
子供がいたって言われても…自分は ふーん だったんだけど。
そもそも生殖するなって事なら人間は滅ぶわけで。
血筋っていうのは…大事な事なんでしょうか。
王の血筋って…その時たまたま優れてた人の子孫ってだけで。
最近の研究じゃ体の大きさとかは遺伝子が関係しているらしい。
だから頭の回転が優れているとかは遺伝子が関係あるかもしれないけど
それでその人間が優れているかとか別の問題だしね。
頭が良すぎれば生きていくのも辛くなるんじゃないの?
時代によって何が優れているかって問題だし。
(現代じゃ戦闘能力超A級の人間がいてもあんま役にたたないように)
メイショウサムソンだって実証してますしね…。
この本は宗教を形作る根本に疑問を唱えて
俺もそれはその通りだと思わなくも無いけど…
どうしようもなく関係の無いことになってるんだろうね。
それは、もう、すでに。
その揺るぎ無い信仰はどこからくるのだろう。
ちなみにダヴィンチの絵についてはタイトルになっている割に
そんなに大きく触れられているわけじゃないよね。
ダヴィンチが異教の信仰者であったなら
その絵を書いててもおかしくなかったわけで、
「ほら、実は異教の絵だ」って感じで指摘されるけどふーん、みたいな…。
なんか本編から浮いてる気がするw
補強にダヴィンチを使うなら他の資料でも良かったんじゃ…?
そういう資料とかが入っててもうちょっと学術書風味の方が楽しめたと思うけど
だったら学術書を読めよって話だし
「大衆向けは楽しめないとダメなんだよ」って
貸してくれた知人は言ってた。いや、俺も十分大衆ですけど。
どこまでも娯楽作品でしかないから
その他の福音書って黙殺されたままなんだろうね。
そして時間は過ぎていくんだよね。
あ、そうだ。映画は見ませんよ。
一般試写ではスタンディングオベーション
が起きる盛り上がりぶり。
話題のダヴィンチ・コードですがどうなんですかね。
まぁ…自分はあまり興味ないんですが。
キリストとかどうでもいいし。
なんて思ってたんですが
文庫版3冊を知人が薦めてきて貸してくれたので
読んでしまいました。(以下ネタバレを多少含みます)
こう話題になってから慌てて読むとかミーハー(死語)みたいで
嫌なんですけどね〜 話題になりかけの時に読まないと。
なんて、くだらないこと言ってますけど。
結論として
面白かったです。
ジャンルはやっぱりこれミステリになるんでしょうか。
いや、犯人がどうだとかそういう話はどうでもいいんです。
(といったら知人には頭おかしいんじゃないのって言われたけど)
だって…犯人って…あーもう最近のミステリだ!って感じ。
ついでに言えば終わり方も微妙だったんですけど。
本書のような聖杯解釈は1980年代頃にブームになったそうなのですが
自分…そのくらいに産まれてるからね。
全く知らなかった。
それは伝えられるほど価値の無い事なのか
あるいは黙殺でもされてしまったのか。
宗教ってそこそこ自由であるべきだと思うけど
イスラム教とかこの本に出てくるオプス・デイとかって
良い悪いは抜きにしてもその狂信ぶりには嫌悪感を抱いてしまうわけじゃん。
キリスト教はそこそこ寛容であるんだろうけど
それでもどこからが狂信なのかって感じはあるよね。
欧米の宗教も批判されるべき物であるっていう考え方は正にその通りだと思う。
3世紀の教えを現代の信者にあてはめることはできない。
今日の社会で実行する掟ではないんだよ。
って作中でも述べられているけど。
(米国は中国に比べてマシなだけで仲良くするならホントはEUの方がいいのにと
最近ふと思ったけど多分むこうは山猿なんて相手にしないんだろうね)
実際の事実がどんな物であろうが信仰する人に取ってはどうでもいいんだろうし
その人がどう思うが勝手ではあると思うけど
それが事実を捻じ曲げているんだとしたら
やっぱりそこは指摘されてしかるべきだよね。
この本の事を鵜呑みにしてるわけじゃないけど
聖書に乗ってる以外にも福音書があるっていうのは
言われてみれば当然だよね。全然そんな話聞いた事ないし。
というか死海文書って福音書だったんだね。
最近ユダの福音書が発見されたってニュースになったけど
その内容も大きくは知らされていない。
それが信仰の力だとするとやっぱりちょっと怖いなとは思う。
宗教って規範性の塊だと思ってたんだけど
初めはそんな事無かったのかもしれないね。
このようにした方がいいっていう助言のようなものだったんでしょう。
それを統治に結びつけたっていうのはイエスのした事自体ではないか。
イエスの実在っていうのはほぼ間違いないらしいんだけど
宗教の中のイエスと実在のイエスっていうのは実像と虚像だよね。
子供がいたって言われても…自分は ふーん だったんだけど。
そもそも生殖するなって事なら人間は滅ぶわけで。
血筋っていうのは…大事な事なんでしょうか。
王の血筋って…その時たまたま優れてた人の子孫ってだけで。
最近の研究じゃ体の大きさとかは遺伝子が関係しているらしい。
だから頭の回転が優れているとかは遺伝子が関係あるかもしれないけど
それでその人間が優れているかとか別の問題だしね。
頭が良すぎれば生きていくのも辛くなるんじゃないの?
時代によって何が優れているかって問題だし。
(現代じゃ戦闘能力超A級の人間がいてもあんま役にたたないように)
メイショウサムソンだって実証してますしね…。
この本は宗教を形作る根本に疑問を唱えて
俺もそれはその通りだと思わなくも無いけど…
どうしようもなく関係の無いことになってるんだろうね。
それは、もう、すでに。
その揺るぎ無い信仰はどこからくるのだろう。
ちなみにダヴィンチの絵についてはタイトルになっている割に
そんなに大きく触れられているわけじゃないよね。
ダヴィンチが異教の信仰者であったなら
その絵を書いててもおかしくなかったわけで、
「ほら、実は異教の絵だ」って感じで指摘されるけどふーん、みたいな…。
なんか本編から浮いてる気がするw
補強にダヴィンチを使うなら他の資料でも良かったんじゃ…?
そういう資料とかが入っててもうちょっと学術書風味の方が楽しめたと思うけど
だったら学術書を読めよって話だし
「大衆向けは楽しめないとダメなんだよ」って
貸してくれた知人は言ってた。いや、俺も十分大衆ですけど。
どこまでも娯楽作品でしかないから
その他の福音書って黙殺されたままなんだろうね。
そして時間は過ぎていくんだよね。
あ、そうだ。映画は見ませんよ。
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