必然的なトップデッキ
2005年12月6日 MTG土地事故で勝ったり負けたりはまさに運ゲーですね。
ここはよっぽどマナ比率がおかしくない限り否定できないと思います。
で、トップデッキで負けたよ〜うぜーなんて事も耳にします。
酷いのになると運だけ野郎に負けたとか書いてあるのもあります。
(自分も書いたかもしれなけど(苦笑))
はたしてそうでしょうか?
実際、おそらくトップデッキの9割以上は単純な「運」でしょう。
絶望的な状況で相手のライフが3点の時にトップに3点火力があった〜。みたいな。
しかしそれは相手のライフが4点であれば無意味なドローとなってしまいます。
元超有名プレーヤーで現在では第一線を退いてますが(というか引退)
今でも自分は最強だと信じて疑わない
(今でも1週間あれば環境をすべて理解するに違いないと自分は信じてます)
公式大会でポンザで50連勝以上(個々のデュエルね。60か70だっけ?)
した人の試合の話ですが、
リミテッドでデッキ相性でも悪く、盤面も悪く、圧倒的に不利な状況。
そこまでに耐え続け、そして時に責める状況の中で、
一見して盤面を不利にしているように思える時がありました。
そしてついにギリギリで引いた「トップデッキ」によってあの人は勝利します。
対戦相手がトップデックでやられた〜というのをあの人は冷笑で返していました。
当時自分にはそんなプレイはできなかったのであまりに衝撃でした。
やってる事はわかりますが個々のメリットを捨てきる事ができません。
その話をすると、あの人は、簡単に
引かなきゃ勝てないんだから引くのを前提にしてそれまでにどう耐えて
切り札を引いた時に勝てるようにするかだけだと言う事でした。
理屈ではわかりますが、それまでの流れを作る事はあまりに大変です。
不利にもなりうるプレイでそのまま負けてしまうかも、と思ってしまいます。
あの人は話では簡単に言ってますが、ただ引かなきゃ負けで不利にするわけではありません。
最小限のリスクを抱えて的確に対処する。
それまでにそのカードを引いていれば問題ありません。
引くのを織り込まないといけないくらい追い詰められた状況を
その前段階から予測しそれに向ってプレイするというのはかなり人間離れしています。
もちろん、追い詰められないと判断した時はそのようなプレイはしません。
その判断があまりにも早い段階で正確なのです。
「強い」レベルのプレーヤーでも状況が動いてから考え出す所でしょう。
そのコントロールは「見えざる手」であり、ぱっと見にはわかりにくいと思います。
自分も逆側から見てればトップデッキにやられたね、と言っていたかもしれません。
その「見えざる手」の最終の一手が「必然的なトップデッキ」なのです。
さっきの例で言えば
相手のライフがまだ減ってなく、盤面では分からない状況から数ターン後の自分の不利を想定し、
相手のライフを3点まで減らして本体に火力を打つ事を考えて行動するという事です。
個々の殴り合いの結果、たまたま相手のライフが3点以下の時に3点火力を引くというのとは違います。
そこまでの状況を考え、作りだし、盤面ではメリットを捨てても最後に勝てるように道筋を繋げる。
それが、あの人は並ではありませんでした。
自分に取っての伝説の試合は
どこかのリミテッドGPの時のあの人と
今では別の世界でかなり名を知られているアノ人の対戦でした。
それはフューチャーされたわけでもないのですが、まさしく伝説の試合だったと思います。
全盛期のアノ人はそれは強く、除去も無く致命的な状態の中で
マスティコアを出されてもライブラリーアウトで勝った事がある程でした。
これもトップデッキではないですが、恐ろしい程に正確な「見えざる手」でのコントロールでした。
状況はタイトでしたが、あの人が優位に進め、アノ人は全てのスペルと生物を使って耐え、ライフ1、相手に回避クリチャー1体という場になります。
そこでアノ人は除去引き、立て直し、ついに勝利するのです。
もちろん、アノ人の全てのスペルと生物を使ったプレイは「見えざる手」の元で、
最後の回避クリチャーは除去を引くしかないという恐ろしいほどに正確な計算で消費されていました。
終わってからその「トップデッキ」をアノ人は「引くと思った」
あの人は「引かれると思った」と述べ、トップデッキとは言いませんでした。
それはまさに「必然的なトップデッキ」だったのでしょう。
しかし現実は残酷で、そのカードが引けない事も多々あります。
その試合でもあの人の引いたカードのパワーがあとちょっとだけ高ければ
あの人の勝利で終わっていたでしょう。
引いたのが土地であればあの人は逆に冷笑されてしまったでしょう。
だからと言ってそれまでのその強さが色あせる事はないのだと思います。
カレの記事を読んでふとそんな事を思いました。
運だけで勝ってると決めつけてしまうのはその「必然」をただの「ラッキー」に貶めるだけでしょう。
何によって齎されているか考えた方がいいってのはつまりまぁ、こういう事。
つーか、こう考えないと極論としては結局運ゲーなわけで。救いないじゃん。
それでやっぱり自分が読みたい記事ってのは
「何を思ってその選択をしたか」って事。牌譜ベースだけだとその思想、かけひきまでは追えないから。
そこを筆者の推測じゃなくて試合後に聞いてまとめて記事にしてくれるのが理想だけど。
んで、ミスは軽く流せばってのもこういう事。別に弱さを見たい訳じゃ無いから。
はいはい、そんな記事がいいってのはどうせ少数派っと。
ここはよっぽどマナ比率がおかしくない限り否定できないと思います。
で、トップデッキで負けたよ〜うぜーなんて事も耳にします。
酷いのになると運だけ野郎に負けたとか書いてあるのもあります。
(自分も書いたかもしれなけど(苦笑))
はたしてそうでしょうか?
実際、おそらくトップデッキの9割以上は単純な「運」でしょう。
絶望的な状況で相手のライフが3点の時にトップに3点火力があった〜。みたいな。
しかしそれは相手のライフが4点であれば無意味なドローとなってしまいます。
元超有名プレーヤーで現在では第一線を退いてますが(というか引退)
今でも自分は最強だと信じて疑わない
(今でも1週間あれば環境をすべて理解するに違いないと自分は信じてます)
公式大会でポンザで50連勝以上(個々のデュエルね。60か70だっけ?)
した人の試合の話ですが、
リミテッドでデッキ相性でも悪く、盤面も悪く、圧倒的に不利な状況。
そこまでに耐え続け、そして時に責める状況の中で、
一見して盤面を不利にしているように思える時がありました。
そしてついにギリギリで引いた「トップデッキ」によってあの人は勝利します。
対戦相手がトップデックでやられた〜というのをあの人は冷笑で返していました。
当時自分にはそんなプレイはできなかったのであまりに衝撃でした。
やってる事はわかりますが個々のメリットを捨てきる事ができません。
その話をすると、あの人は、簡単に
引かなきゃ勝てないんだから引くのを前提にしてそれまでにどう耐えて
切り札を引いた時に勝てるようにするかだけだと言う事でした。
理屈ではわかりますが、それまでの流れを作る事はあまりに大変です。
不利にもなりうるプレイでそのまま負けてしまうかも、と思ってしまいます。
あの人は話では簡単に言ってますが、ただ引かなきゃ負けで不利にするわけではありません。
最小限のリスクを抱えて的確に対処する。
それまでにそのカードを引いていれば問題ありません。
引くのを織り込まないといけないくらい追い詰められた状況を
その前段階から予測しそれに向ってプレイするというのはかなり人間離れしています。
もちろん、追い詰められないと判断した時はそのようなプレイはしません。
その判断があまりにも早い段階で正確なのです。
「強い」レベルのプレーヤーでも状況が動いてから考え出す所でしょう。
そのコントロールは「見えざる手」であり、ぱっと見にはわかりにくいと思います。
自分も逆側から見てればトップデッキにやられたね、と言っていたかもしれません。
その「見えざる手」の最終の一手が「必然的なトップデッキ」なのです。
さっきの例で言えば
相手のライフがまだ減ってなく、盤面では分からない状況から数ターン後の自分の不利を想定し、
相手のライフを3点まで減らして本体に火力を打つ事を考えて行動するという事です。
個々の殴り合いの結果、たまたま相手のライフが3点以下の時に3点火力を引くというのとは違います。
そこまでの状況を考え、作りだし、盤面ではメリットを捨てても最後に勝てるように道筋を繋げる。
それが、あの人は並ではありませんでした。
自分に取っての伝説の試合は
どこかのリミテッドGPの時のあの人と
今では別の世界でかなり名を知られているアノ人の対戦でした。
それはフューチャーされたわけでもないのですが、まさしく伝説の試合だったと思います。
全盛期のアノ人はそれは強く、除去も無く致命的な状態の中で
マスティコアを出されてもライブラリーアウトで勝った事がある程でした。
これもトップデッキではないですが、恐ろしい程に正確な「見えざる手」でのコントロールでした。
状況はタイトでしたが、あの人が優位に進め、アノ人は全てのスペルと生物を使って耐え、ライフ1、相手に回避クリチャー1体という場になります。
そこでアノ人は除去引き、立て直し、ついに勝利するのです。
もちろん、アノ人の全てのスペルと生物を使ったプレイは「見えざる手」の元で、
最後の回避クリチャーは除去を引くしかないという恐ろしいほどに正確な計算で消費されていました。
終わってからその「トップデッキ」をアノ人は「引くと思った」
あの人は「引かれると思った」と述べ、トップデッキとは言いませんでした。
それはまさに「必然的なトップデッキ」だったのでしょう。
しかし現実は残酷で、そのカードが引けない事も多々あります。
その試合でもあの人の引いたカードのパワーがあとちょっとだけ高ければ
あの人の勝利で終わっていたでしょう。
引いたのが土地であればあの人は逆に冷笑されてしまったでしょう。
だからと言ってそれまでのその強さが色あせる事はないのだと思います。
カレの記事を読んでふとそんな事を思いました。
運だけで勝ってると決めつけてしまうのはその「必然」をただの「ラッキー」に貶めるだけでしょう。
何によって齎されているか考えた方がいいってのはつまりまぁ、こういう事。
つーか、こう考えないと極論としては結局運ゲーなわけで。救いないじゃん。
それでやっぱり自分が読みたい記事ってのは
「何を思ってその選択をしたか」って事。牌譜ベースだけだとその思想、かけひきまでは追えないから。
そこを筆者の推測じゃなくて試合後に聞いてまとめて記事にしてくれるのが理想だけど。
んで、ミスは軽く流せばってのもこういう事。別に弱さを見たい訳じゃ無いから。
はいはい、そんな記事がいいってのはどうせ少数派っと。
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