NHKにようこそ! 文庫版買っちゃいました。

…うーむ。

相変わらず小説版もお腹いっぱいで
半分くらいであぁ、もういいよって感じだったんですが
最後どうなるかだけ知りたいから頑張ったよw

文体はラノベもびっくりの超簡単。
どこぞのエッセイやブログみたいなもんですね。
読みやすい所の騒ぎじゃないかも。

んで内容なんだけど

世界と自分が融和していないなんて思ってるヒキコのお話。

そういった感覚は思春期を過ぎた頃当りから誰でも持ってるんだろうけどね。
昔はそんな事思ってるヤツ少数で大体のヤツは
日常を楽しく暮らしてるんだなんて思ってたけど
どうやらそんなことも無いみたいだね。

まぁ現実ではそこそこ折り合いをつけていく訳なんですが…

お話ではそういうのに恋愛を持ち出すっての自分は嫌いじゃないです。
ていうか結構好きだし。
世界の終わりや不治の病と掛け合わされた必死な恋愛とか。
それはそれでいいじゃん。お話なんだもん。

でも嘘っぽいっていや嘘っぽいんだよね。当然ながら。
現実の恋愛ってさぁ…

だからこの本ではその解答を命そのもので示しているのですが
命を持ち出したって所詮紙上の命なんですよね。

よくわかってらっしゃる。

命そのものを解答としてテキトーなノリで示して終了。

結局現実は何も変わらないんだぜ!

やべー、すげーリアル。

お話を楽しみたい俺としてはリアルすぎてビミョー。
(設定がリアルってわけじゃなくて構成がリアルって事ね)

それでもかなり頑張って着陸した感のあるハッピー(?)エンドなので
読み終わった後ふざけんなって感じはしないで済みます。
むしろ微妙にほのぼのした感じになれるかも。

この本はいったいなんなんだってのを一言で言うとすれば
自虐系ギャグ小説ってところかも。
なんつーかある意味今まで読んだ事無かったw

人生の元手はすごい掛かってると思うよ。
これ「蛇にピアス」を評した誰かの言葉だけど。

小説の楽しさには架空追体験ってのもあると思うけど
そういう意味では良くできてるのかなぁ。

でも俺架空体験よりお話しっかりしてる方がいいんだけど。

思い出してみれば前どこがおもしろいんだって言ってた
「限りなく透明に近いブルー」ってまんま架空体験中心だから
つまらないって思ったのかな。

つーわけで総合評価まぁまぁ。趣味では無かったってところで。

隣に合ったネガティブハッピー・チェーンソーエッヂも
まとめて買っちゃったんだけどね!w

P.S. でもこれ漫画と内容ちょっとズレてるなぁ。
オチ漫画だと違いそうな気がする…

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