DIORAMA-ジオラマ-
2006年1月17日 ゲームhttp://flat.web.infoseek.co.jp/DIORAMA/diorama_demo.exe
(多少ネタバレを含んじゃったかな…)
これは18禁同人ゲームなんですが、
なんと御影瑛路がシナリオを書いてるんです。
時期的に多分デビュー前に書いた物だと思うんだけど…
プロが同人ゲームのシナリオライターってすごいね。
で、ゲーム自体のできはかなりの物です。
絵はちょっと…場面によって顔が変わってるし(原画3人だから?)
有名所に比べればちょっと落ちるかもしれませんが。自分は結構好きですよ。
てかこれで同人なのか…
このソフト限らず最近は普通に市販されてる物並みのがかなりありますね。
どこかのサイトには市販メーカーは同人を見習えなんて事まで書いてました。
受け手と作り手の境界があいまいになってるんでしょうね。
ブログ本の出版にしかり、電車男にしかり。
(電車男がヤラセだったらそいつはまさにプロだが)
なんにしろ、これだけできる同人というアマチュアが
他も含めてかなりいるであろうという事はすごい事ではありますね。
ストーリー自体は…なんというか。
御影瑛路っぽい。うん。おれはすごい好きだけど。
ただ、少し短いんですよね。ちょっと物足りない…
だから登場人物の心の動きがストーリーに合わせて
早急に変化してしまっているような感じがあります。
いつものように、「なんで生きてるの?」てな感じ全開の切ない各シーン。
ただ、個々のシーンが先に有って、それを無理やり繋げている感じがします。
大本のストーリーにそれを埋め込んで言って整合性を取らなきゃいけないのに
ちょっとそれがバラバラになっちゃってる感じ。
ですから、俺の言葉で言っちゃうと詩的な部分が強い作品って印象を受けます。
この人のそれは俺好きだからいいけどね。
魔法とか神とか超能力とか霊とかそれは実際無いものですが
(まぁフツーの人は感じられない、でもいいですが)
ファンタジーに見るように表現方法としては使っていいものでしょう。
ただ、そうする事によって受け手に
強い印象を与えられないというのがあると思います。
人が生き返る魔法がある世界じゃ人の死のもつ意味も薄れます。
毎回スライムが襲ってくる世界の人の気持ちなんて俺らには分からないでしょう?
だから、物語っていうのはなるべく実世界に合わせて表現するという事が必要だよね。
よくある、未来予知を感覚能力の延長として説明したりするように。
それは加速し続ければ光速を超えられるっていうような物かもしれないけど…
この作品では、世界そのものが魔法。
物語世界全体そのものが歪んじゃってる部分があるんですよね。
「短い」ためか、個々のシーンを優先したかったためか。
そこがちょっと残念と言えば残念で、
でもそんなことはどうでもいいところだと言えばその通りでもある。
まぁ一番重要なのはどれだけ個々のシーンを詰めれるかだから。
物語の整合性はどちらかというと御膳立てでしょ?
これは俺の考えなんだけどね。
それに御膳立てもしかっりしてなきゃ駄目と言えば駄目だし。
内容について言うと…
俺なら「きみのぞ」をこう書くぜ! みたいな感じかな…
誰かが日日日の「私の優しくない先輩」を
俺なら「セカチュー」をこう書くぜ! って評した事あったけど。
実際似て非なる物なんだけどね。
それらの作品にしたって、他の全ての作品にしたって
突き詰めて行けば「オリジナル」が存在するだろうからね。
誰かが先に書いてしまった、その物じゃ無くて。
その物を知らなくても、結構誰もがそういう物って
元から知ってしまっている物なんだよね。
もし、自分の大切な人に何かあったら、とか。
恋愛の切なさと痛みと壊れそうで小さな幸せとか。
だから俺はまんまパクるってわけじゃなけりゃなんでもありだとは思うけどね。
それにしても、最近は
奇跡って起こらない
ってのが主流なのかな。
もしくは起こったとしても大きな代償を伴うっていうのが。
もしくはエンディング(だけ)でさりげなく奇跡が起こってるとか。
たしかに奇跡がほいほい起こるようなお話って
魔法なんかより劣悪だけど
そして奇跡ってやっぱり実際には起こりにくい、
ほとんど起こらないってのは分かるんだけど…
なんか救いが無いよね。
その救いの無さが嫌いってわけじゃなくて結構好きなんだけどさ。
「きみのぞ」って遥が目覚める事がすでに奇跡なんだよね。
全体の印象の中で忘れてしまっていたんだけどさ。
というわけで俺はある程度の奇跡ってあってもいいと思うんだけどね。
それが無いと物語自体も産まれなかったわけで。
ちなみに選択肢1ミスバッドエンドです。
でも…やると分かるけど選択肢に明確な意味がある思います。
それは1回適当(?)にやってみてバッドエンドを見れば言われているはず。
バッドエンドまでが第1章って感じ。選択合ってると何事も無く先進むけど。
続きは選択肢無しの第2章ってこれ、アレと逆だね。先に「選択」がある感じかな。
ひとりじゃ何処にも向かえないけど
ふたりでいれば何処までも歩けるから
(多少ネタバレを含んじゃったかな…)
これは18禁同人ゲームなんですが、
なんと御影瑛路がシナリオを書いてるんです。
時期的に多分デビュー前に書いた物だと思うんだけど…
プロが同人ゲームのシナリオライターってすごいね。
で、ゲーム自体のできはかなりの物です。
絵はちょっと…場面によって顔が変わってるし(原画3人だから?)
有名所に比べればちょっと落ちるかもしれませんが。自分は結構好きですよ。
てかこれで同人なのか…
このソフト限らず最近は普通に市販されてる物並みのがかなりありますね。
どこかのサイトには市販メーカーは同人を見習えなんて事まで書いてました。
受け手と作り手の境界があいまいになってるんでしょうね。
ブログ本の出版にしかり、電車男にしかり。
(電車男がヤラセだったらそいつはまさにプロだが)
なんにしろ、これだけできる同人というアマチュアが
他も含めてかなりいるであろうという事はすごい事ではありますね。
ストーリー自体は…なんというか。
御影瑛路っぽい。うん。おれはすごい好きだけど。
ただ、少し短いんですよね。ちょっと物足りない…
だから登場人物の心の動きがストーリーに合わせて
早急に変化してしまっているような感じがあります。
いつものように、「なんで生きてるの?」てな感じ全開の切ない各シーン。
ただ、個々のシーンが先に有って、それを無理やり繋げている感じがします。
大本のストーリーにそれを埋め込んで言って整合性を取らなきゃいけないのに
ちょっとそれがバラバラになっちゃってる感じ。
ですから、俺の言葉で言っちゃうと詩的な部分が強い作品って印象を受けます。
この人のそれは俺好きだからいいけどね。
魔法とか神とか超能力とか霊とかそれは実際無いものですが
(まぁフツーの人は感じられない、でもいいですが)
ファンタジーに見るように表現方法としては使っていいものでしょう。
ただ、そうする事によって受け手に
強い印象を与えられないというのがあると思います。
人が生き返る魔法がある世界じゃ人の死のもつ意味も薄れます。
毎回スライムが襲ってくる世界の人の気持ちなんて俺らには分からないでしょう?
だから、物語っていうのはなるべく実世界に合わせて表現するという事が必要だよね。
よくある、未来予知を感覚能力の延長として説明したりするように。
それは加速し続ければ光速を超えられるっていうような物かもしれないけど…
この作品では、世界そのものが魔法。
物語世界全体そのものが歪んじゃってる部分があるんですよね。
「短い」ためか、個々のシーンを優先したかったためか。
そこがちょっと残念と言えば残念で、
でもそんなことはどうでもいいところだと言えばその通りでもある。
まぁ一番重要なのはどれだけ個々のシーンを詰めれるかだから。
物語の整合性はどちらかというと御膳立てでしょ?
これは俺の考えなんだけどね。
それに御膳立てもしかっりしてなきゃ駄目と言えば駄目だし。
内容について言うと…
俺なら「きみのぞ」をこう書くぜ! みたいな感じかな…
誰かが日日日の「私の優しくない先輩」を
俺なら「セカチュー」をこう書くぜ! って評した事あったけど。
実際似て非なる物なんだけどね。
それらの作品にしたって、他の全ての作品にしたって
突き詰めて行けば「オリジナル」が存在するだろうからね。
誰かが先に書いてしまった、その物じゃ無くて。
その物を知らなくても、結構誰もがそういう物って
元から知ってしまっている物なんだよね。
もし、自分の大切な人に何かあったら、とか。
恋愛の切なさと痛みと壊れそうで小さな幸せとか。
だから俺はまんまパクるってわけじゃなけりゃなんでもありだとは思うけどね。
それにしても、最近は
奇跡って起こらない
ってのが主流なのかな。
もしくは起こったとしても大きな代償を伴うっていうのが。
もしくはエンディング(だけ)でさりげなく奇跡が起こってるとか。
たしかに奇跡がほいほい起こるようなお話って
魔法なんかより劣悪だけど
そして奇跡ってやっぱり実際には起こりにくい、
ほとんど起こらないってのは分かるんだけど…
なんか救いが無いよね。
その救いの無さが嫌いってわけじゃなくて結構好きなんだけどさ。
「きみのぞ」って遥が目覚める事がすでに奇跡なんだよね。
全体の印象の中で忘れてしまっていたんだけどさ。
というわけで俺はある程度の奇跡ってあってもいいと思うんだけどね。
それが無いと物語自体も産まれなかったわけで。
ちなみに選択肢1ミスバッドエンドです。
でも…やると分かるけど選択肢に明確な意味がある思います。
それは1回適当(?)にやってみてバッドエンドを見れば言われているはず。
バッドエンドまでが第1章って感じ。選択合ってると何事も無く先進むけど。
続きは選択肢無しの第2章ってこれ、アレと逆だね。先に「選択」がある感じかな。
ひとりじゃ何処にも向かえないけど
ふたりでいれば何処までも歩けるから
コメント