「これがげんじつなのだと」に たゆたっている。

また、ゲームの紹介です。
「たゆみ。」
http://www.geocities.jp/steppersstop/mygame/mygame.html

…ってこないだ紹介したゲームと作者同じなんですけどね。

ゲームの基本はアドベンチャー。普通と違うのはその選択で先に進めるのでは無く
その選択で対応するパラメーターをあげていくところですね。
システム的には乱数を理論で制御するといった感じです。わかりにくいかな…
すこし遊べば分かると思います。それにシステムは別にいいんですよ。
実の所またもゲームとだけ見ればあまりおもしろくないかもしれません。
このゲームの一番の魅力は世界観です。

その世界感がリリカルで素晴らしい。音楽もとてもあってます。

感性に合うか合わないかなので評価はわかれるかもしれませんが…

思春期の迷える女の子の精神状態をそのまま切り出したような
不安定で脆くも透き通っているそんな世界観がたまらなく好きです。

エンドはクリアエンドと各パラメーター対応のバッドエンドがあります。

そのバットエンドもまたよくできています。

ゲームという形ではありますがまるでよくできた詩のようでありますので
ちょっと現実に疲れて浸りたいな、なんて方には是非お勧めです。

ちなみにこの作者が作っている他のゲームも結構おもしろいです。
ただゲーム性が高いものはストーリーが…そしてその逆も…
ちなみに自分は前の「少女と囚人のジレンマ」よりもこちらの方が好きです。

ほんとすごい浸れるんですよ、これ。

追記：多少攻略を書きます。ネタバレなんで見たくない人は見ない事。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　　
　
　
　




ステージ1・2は普通に大丈夫だと思います。
ここで選択肢の流れがある程度分かればベスト。
ステージ3の迷路は背景にマップがあるのでその参照必須です。
ステージ4では
1番目のゲージが減った時には
「風は」の所に《風》という選択肢が出るのでそれを利用、
2番目のゲージが減った時には
「泣くほど怖いのは」に《水》という選択肢が出るのでそれを利用します。
両方ともステージクリアの時の選択です。
3番目のゲージが減った時は迷路で回復。
ステージ5では基本は「ミルク」を使います。
最短で結界に行くか迷路を脱出します。
「万象すべからく数理上に在り」が出た時は
「全ては算式の導くまま」を何度か選んで消えてしまったら白。
白の結界は全ゲージがあがります。
「結界門」が出た時は
風＝1、水＝2、石＝3、炎＝4、星＝5
ですので不足しているゲージを上げます(できたら5がいいです)。
4番目のゲージが高いときには(3の消費が激しいので3も高いときがベスト、4が高くないと出現しません)
「擬似乱数」を使い「沈みゆく太陽」に出る「焼き付ける」を選ぶと
結界炉に行けます。
対応は結界門と同じです。白も出ます。
黒は全ゲージ低下なので選んではダメ。
ましなのなかったら「練成する」で。5番目のゲージは減りません。
これを繰り返し5番目のゲージを上げていきます。
ステージ5のクリア選択肢は「はじまりはゼロから」に出るので
その点は心配しなくて大丈夫です。
初めに5番目のゲージがかなり低いので運がいりますが頑張ってください。
できたらステージ4をゲージ高めでクリアしておくといいです。