“小さな世界と無邪気と成長”
2004年2月23日 詩こんな小さな世界なのに
争いの声が聞こえる
水浸しにされた巣でもがいてるアリ
籠の中で鳴くのをやめたセミ
白雪姫のように眠りたくて
ラムネのように睡眠薬をかじった女の子
無邪気さは時として残酷だね
残酷さだけを指差す人たちは
善悪だとかモラルとか宗教とか押し付けて
無邪気なこころを洗っていく
純水にすこしずつ溶かしていくように
無邪気なこころは薄れていく
それが成長だよって
さもあたり前の顔をして言うんだ
腕の中の熊のぬいぐるみは爆発しない
花を摘もうとした少女の足が無くなることもない
成長した人たちの世界ではそれが常識じゃないんだって
命の重さも痛みも数字で数えちゃうんだって
無邪気さの罪に与えられた罰
その鈍く痛む傷を忘れようとするのが
成長というならしなくていい
その鈍く痛む傷に向き合っていくから
誰かの痛みも癒そうと思える
傷つけて傷ついた思い出があるから
それは愚かしいことだよって
目を細めながら言うから…
こんな小さな世界なのに
争いの声がやまない
争いの声が聞こえる
水浸しにされた巣でもがいてるアリ
籠の中で鳴くのをやめたセミ
白雪姫のように眠りたくて
ラムネのように睡眠薬をかじった女の子
無邪気さは時として残酷だね
残酷さだけを指差す人たちは
善悪だとかモラルとか宗教とか押し付けて
無邪気なこころを洗っていく
純水にすこしずつ溶かしていくように
無邪気なこころは薄れていく
それが成長だよって
さもあたり前の顔をして言うんだ
腕の中の熊のぬいぐるみは爆発しない
花を摘もうとした少女の足が無くなることもない
成長した人たちの世界ではそれが常識じゃないんだって
命の重さも痛みも数字で数えちゃうんだって
無邪気さの罪に与えられた罰
その鈍く痛む傷を忘れようとするのが
成長というならしなくていい
その鈍く痛む傷に向き合っていくから
誰かの痛みも癒そうと思える
傷つけて傷ついた思い出があるから
それは愚かしいことだよって
目を細めながら言うから…
こんな小さな世界なのに
争いの声がやまない
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